タイ児童手当が増額、新年から適用開始

対象者: 社会保障基金加入者のうち、児童手当受給資格を有する家庭
支給額: 1人あたり月額1,000バーツ
施行日: 2024年1月1日

2024
12.21

タイ政府は、社会保障基金の加入者に対する児童手当（対象は6歳未満）の給付額を引き上げるための新たな大臣規則案を承認しました。この規則は2024年1月1日から施行され、子育てにおける経済的負担を軽減することを目的としています。2024年12月20日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

月額800バーツから1,000バーツに引き上げ

新規則によると、現在の月額800バーツの児童手当が1,000バーツに増額されます。この増額は、被保険者への経済的支援を強化すると同時に、出生率向上を目指す施策として設計されています。

政府関係者は、「この政策は、社会保障基金の財政安定性を確保しながら、現行の経済状況に対応するよう慎重に計画されました」と述べています。

児童手当増額の背景には、昨今の経済的な課題が影響しています。生活費の高騰や子育て世帯の負担増に対応するため、この施策は家族支援の強化策として位置づけられています。

政府は、「この増額は新年の贈り物として、社会保障基金の被保険者全員に安心を届けるものです」とし、政策実施への意気込みを示しました。

新たな児童手当は、2024年1月1日よりすべての適格な受給者に適用されます。

この政策は、社会福祉の充実と経済的支援を両立させる政府の姿勢を示しており、加入者からの期待が高まっています。