2024
12.17

タイ南部で洪水被害、6病院が影響 一部閉鎖も

国際ニュースまとめ

タイ保健省は、南部地域の豪雨により6つの病院が洪水の影響を受け、そのうち1つが一時的に閉鎖されたと発表しました。大雨はNakhon Si Thammarat、Surat Thani、Chumphon、Ranongの各県に広がり、低地での浸水やLuang山脈からの土砂流出が相次いでいます。タイ国営メディアNNTが2024年12月17日に伝えています。

Phra Phrom Hospitalが一時閉鎖

ナコンシータマラート県のPhra Phrom Hospitalは洪水のため一時閉鎖を余儀なくされました。14人の患者とその家族、さらに40人の医療スタッフはThung Song Hospitalに緊急移送され、治療が継続されています。

 

5病院は稼働を継続

影響を受けた他の5病院—Maharaj Nakhon Si Thammarat Hospital、Tha Sala Hospital、Tha Chang Hospital、Lang Suan Hospital、Sawi Hospital—は現在も通常通り稼働中です。

 

避難所の設置と医療支援

被災地では避難所が設置され、ラノーン県とチュムポーン県では4つのセンターに計48人が避難しています。保健省の医療チームは、これまでに328件の診療を実施し、治療や健康教育、家庭訪問を行いました。また、洪水による皮膚疾患対策として医療キットや治療用クリームも配布されています。

 

脆弱なグループへの支援を強化

ソムサック・テープスティン保健相は「寝たきりの患者、妊婦、障がい者、高齢者などの脆弱なグループへの支援を最優先している」と述べ、これまでに2万人以上が支援を受けたことを強調しました。また、感染症予防としてデング熱、レプトスピラ症、肺炎、インフルエンザ、下痢性疾患への警戒も続いており、現在のところ避難所や被災地で感染症の発生は確認されていません。

 

今後の見通し

気象局は、南部下部地域で12月22日まで大雨が続くと予報しており、さらなる洪水や地滑りのリスクが高まっています。保健省は医療施設に対し、被害防止策の徹底と、代替医療拠点の設置を指示し、住民の医療アクセスを確保する方針です。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス