2024
12.17

南太平洋のバヌアツでM7.3の地震が発生、建物などに被害

国際ニュースまとめ

南太平洋のバヌアツでM7.3の地震が発生、建物などに被害

南太平洋のバヌアツ共和国の首都で12月17日、大きな地震が発生し、多くの建物などが被害を受けた。

 

一時、津波警報も発令される

 

アメリカ地質調査所によれば、この地震の震源は首都ポートビラの西30km、深さは57.1kmとされ、地震の規模はマグニチュード7.3だったという。

 

その後もマグニチュード5.5の余震が続き、アメリカ津波警報システムは津波警報を発令したが、その後解除されたそうだ。

 

しかし電話回線やウェブがダウンし、共同在外公館を含む複数の建物にかなりの被害が生じたという。SNSにも、建物の壁面が崩れたり、倒壊した建物に車などが押しつぶされたりする様子が投稿されている。

 

「このような地震は初めて」

 

バヌアツ共和国は80の島からなる南太平洋の島国で、西にオーストラリア、東にフィジーがあり、約33万人が暮らしている。

 

フィジー赤十字社の広報担当者によれば、建設現場の作業員らから重大な被害が報告されているという。

 

 

またバヌアツのテレビ局が放送した映像には、病院の外で負傷者を担架に乗せようとする群衆の様子が映し出されていたそうだ。

 

しかし現時点では、まだ死亡者は確認されていない。ポートビラを拠点とするジャーナリスト、ダン・マクギャリー氏はAP通信に対し、次のように語っている。

 

「これは、バヌアツと太平洋諸島に21年間住んできた私が経験した中で、最も激しい地震でした。私はたくさんの大地震を見てきましたが、このような地震は初めてです」

 

ポートビラにあるアメリカ大使館は、建物がかなりの被害を受けているとし、その後閉鎖することを明らかにした。(了)

 

出典元:The Guardian:Significant damage reported as 7.3 magnitude earthquake hits Vanuatu(12/17)

Source: Switch News