2024
12.14
12.14
メキシコでワニに襲われた妹を救った女性、英国王から勲章を授与
1人のイギリス人女性が、ワニに襲われた双子の妹を救ったとして、国王から勲章が授与された。
ワニによって水中に引きずり込まれる
その女性とは、イングランド南東部バークシャーの町、サンドハースト出身のジョージア・ローリーさん(31歳)だ。
彼女は2021年6月、メキシコの町、プエルト・エスコンディード近くのラグーンで泳いでいたところ、双子の妹、メリッサさんがワニに水中に引きずり込まれたという。
その時、ジョージアさんはワニの顔を殴り、2人は何とか逃げることができたそうだ。結局、2人とも重傷を負ったが、治療後一命を取り留めたと言われている。
そしてジョージアさんは12月11日、妹のメリッサさんとともに王室公邸で行われた特別叙勲式に出席。チャールズ国王から、模範的で、勇敢な行為を表彰する「国王勇敢勲章(Gallantry Medal)」が授与された。
民間人で初めての受賞
ジョージアさんは、この勲章で初の民間人の受賞者となり、バッキンガム宮殿においてチャールズ国王と会話を交わしたという。
この勲章受章の発表は今年5月に行われたが、その際、ジョージアさんは、次のように述べていた。
「本当に光栄に思います。ひどい試練から抜け出すことができたのは、希望の光です。トラウマ的な経験全体が和らぎます」
ワニに襲われた後、妹のメリッサさんの肺には水がたまり、水質やワニの口や歯から病原菌が感染する可能性もあったとして、2人には抗生物質が多く投与されたという。
またメリッサさんは敗血症を発症し、しばらく人工的に昏睡状態にさせられたと言われている。(了)
出典元:BBC:Crocodile attack twin gets bravery award from King(12/11)
Source: Switch News