僧侶が撮影した「最後の映像」寺院でボランティア青年が倒木直撃で即死

2024
11.30

2024年11月28日、タイ東北部コンケン県マンチャーキーリー郡の寺院で悲劇的な事故が発生しました。寺院の近くでココナッツの木を切っていた38歳の男性が、倒木により命を落としました。現場では僧侶が携帯電話で撮影を行っており、その映像が男性の最後の瞬間を記録することとなりました。

事故が起きたのは、同地区のクッドカオ村にある寺院です。現場に駆け付けた警察と医療チームによると、男性は顔に大きな傷を負い、膝の関節が不自然に折れ曲がっている状態で倒れていました。そばには切り倒されたココナッツの木とチェーンソーが転がっていました。

調査の結果、男性は寺院のためにボランティアとして木を切る作業をしていました。この木は非常に高く、強風で倒れる危険があるとされていたため、男性は寺院への被害を防ぐために作業を申し出ていたといいます。報酬として金銭ではなく、切り倒した木材を活用する権利を受け取ることで合意していました。

事故当時、男性はチェーンソーとロープを使用し、慎重に木を切っていました。幹の一部だけを残して、木がゆっくり倒れるよう計画していたといいます。しかし、男性が木から降りる最中、予想外に木が倒れ始め、男性の頭部を直撃。その場で死亡が確認されました。

この様子を僧侶が撮影しており、事故の瞬間が映像に残されていました。