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イスラエル軍がガザ地区北部の病院を攻撃、集中治療室の医師を殺害
イスラエル軍は11月29日も、ガザ地区全土を攻撃しており、北部では病院の医師が殺害された。
病院に対し空爆や砲撃
イスラエル軍は29日も、ガザ地区北部のベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院を攻撃。病院に対し、空爆を行い、砲撃を繰り返し、ドローンでの攻撃を続けているという。
そして当時、病院の門付近にいた、集中治療室長のAhmed al-Kahlout医師が、イスラエル軍のドローン攻撃で殺害された。
この病院ではすでに、複数の医療スタッフや、Hussam Abu Safia医院長も、イスラエル軍の攻撃により負傷している。
過去24時間で少なくとも33人が死亡
またベイト・ラヒヤにある住宅用のビルも、イスラエル軍の攻撃にさらされ、18人が死亡。別の地区でも5人が殺害されたという。
ガザ地区中部のヌセイラトでも、イスラエル軍の攻撃が行われ、24人のパレスチナ人が殺されたそうだ。
しかもイスラエル軍は、瓦礫の下に閉じ込められた人々を救うため、現場へ駆けつける救助隊員らも狙っていると言われている。
ガザ地区の保健当局の発表によれば、29日には過去24時間で、少なくとも33人のパレスチナ人が殺害され、137人が負傷したという。(ただしイスラエル軍が情報も遮断しているため、正確な犠牲者の数も把握できない状況が続いている)
Palestinians return to Nuseirat refugee camp in central Gaza.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 29, 2024
イスラエル軍が停戦違反
一方、イスラエルとイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との間では停戦が続いているが、すでに国境沿いのレバノンの村や町では、イスラエル軍による停戦違反が複数回行われているそうだ。
イスラエル軍は、レバノン人が自宅のある村へ戻ろうとするのを阻止しようとしており、陣地に近づいてくる民間人に対して銃撃を繰り返しているという。
またイスラエル軍は戦車「メルカバ」などを使い、複数の地域に砲撃を加え、レバノンの住民に対して、夜間外出禁止令を科そうとしているそうだ。さらにイスラエル軍の戦車「メルカバ」4両が、国境沿いのレバノンの村、Khiamの西側に入ったとの情報もある。
イスラエルのネタニヤフ首相は、停戦について語る際、「ヒズボラ」に大きな打撃を与えたと述べていたが、「ヒズボラ」側も同様の主張をしている。
「ヒズボラ」の指導者であるナイム・カセム師は29日、テレビ演説を行い、イスラエル側の損失は甚大であり、今回の戦いは2006年の勝利よりも大きいとし、「神聖な勝利」を宣言した。
またカセム師は、イスラエル軍が攻撃してきた場合、「ヒズボラ」には戦争の準備ができていると警告したという。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills dozens in Gaza; Hezbollah chief declares ‘victory’(11/29)
Source: Switch News