11.22
ロシアの報道官が会見中、携帯電話で弾道ミサイルについて話すなと命じられる【動画】
ロシア外務省の報道官が、記者会見中に携帯電話に出たのだが、その際指示をする男の声が記録された。
ウクライナへ発射された弾道ミサイル
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は11月21日、和平交渉の見通しについて記者会見をしている時、携帯電話に出たという。
その際、上級外交官から、ウクライナに向けて発射した弾道ミサイルの件について、記者会見で話さないよう指示を受けたそうだ。
しかも当時、上級外交官の男の声がマイクに拾われており、その後ザハロワ報道官は、指示通りに、弾道ミサイルについて話さなかったと言われている。その様子がこちら。
VIDEO: Russian spokeswoman ordered not to comment on alleged Ukraine missile strike live on air.
Russia’s foreign ministry spokesperson Maria Zakharova receives a phone call during a live press briefing ordering her not to comment on reports of an alleged non-nuclear… pic.twitter.com/3s9lLDw3nh
— AFP News Agency (@AFP) November 22, 2024
弾道ミサイルが発射された直後
この記者会見は、ロシア南部のアストラハン州の基地から、ウクライナ東部のドニプロ市に向けて、弾道ミサイルが発射された直後に行われたという。
ザハロワ報道官は、携帯電話に出て「こんにちは。今、ブリーフィング中です」と答えると、上級外交官は「マーシャ。西側諸国が話し始めた『Yuzhmash』弾道ミサイルの攻撃について、我々は一切コメントしない」と述べ、彼女も「了解しました。ありがとう」と答えていた。
その後、電話を切ったザハロワ報道官は、ウクライナとの和平交渉について質問に答え、「我々は交渉に応じる用意があり、現実的で非政治的な交渉であれば、もちろん検討する用意がある。ロシア政府は、我々の利益を考慮した和解のみを検討するだろう」と述べたそうだ。
ウクライナ軍は、ドニプロ市の攻撃に使用されたのが大陸間弾道ミサイル(ICBM)としていたが、ロシアのプーチン大統領は実験用の新型中距離弾道ミサイルだったと主張している。
この攻撃では、ドニプロ市にあるリハビリセンターと数軒の家屋、さらに工場などが被害を受け、2人が負傷したという。(了)
出典元:MailOnline:Moment top Russian official is ordered not to talk about ‘ICBM strike on Ukraine’ when she receives urgent phone call in the middle of a live press conference(11/21)
Source: Switch News