2024
11.21

ウクライナ軍がロシア領内へ向け、英国製の「ストームシャドー」を発射

国際ニュースまとめ

ウクライナ軍がロシア領内へ向け、英国製の「ストームシャドー」を発射

イギリス製の長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」が、ウクライナ軍によってはじめて、ロシア領内へ向けて発射された。

 

12発のミサイルを発射か?

 

アメリカ政府が、戦術ミサイル・システム「ATACMS」のロシア領内への使用を許可した後、イギリス政府もまもなく、ウクライナに対し「ストームシャドー」の使用を承認すると報じられていたという。

 

親ロシア派の戦争ブロガーによってSNSに投稿された動画では、ロシアのクルスク州と思われる場所にある司令部に向かって、最大で12発のミサイルが命中した様子が写っており、そのミサイルが「ストームシャドー」だと考えられている。

 

ただ最終的にはまだ確認はされておらず、ウクライナ軍もイギリス政府も公式には発表していない。

 

「支援が阻止されることはない」

 

アメリカ政府が、「ATACMS」のロシア領内への使用を許可した後、ロシア政府は、核ドクトリンを改定。核兵器の使用基準を引き下げた。

 

しかしイギリス政府のスターマー首相は19日、「ロシアから無責任な話が出ているが、それによりウクライナに対する我々の支援が阻止されることはない」と発言した。

 

一方、ドイツのショルツ首相は18日、アメリカの決定に追随せず、ウクライナに長距離巡航ミサイル「タウルス」を供与しないという方針を堅持すると述べている。

 

また11月20日には、アメリカ政府が「重大な空襲の可能性」があるとして、ウクライナの首都・キーウにある大使館を一時閉鎖すると発表。空襲警報が出た場合は、直ちに避難所に退避するよう、アメリカ国民に勧告したという。

 

このような警報は稀で、特定の情報に基づいている可能性が高いため、キーウでは緊張した一日になったそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine fires UK-made missiles into Russia for first time(11/20)

Source: Switch News