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カリフォルニア州の海岸に「リュウグウノツカイ」が漂着、今年で2回目
巨大地震の前兆と噂されてきた「リュウグウノツカイ」が、アメリカ・カリフォルニア州の海岸で発見された。
今年8月にも死んでいるのを発見
カリフォルニア大学サンディエゴ校のスクリップス海洋研究所によれば先々週、博士課程の学生の一人が、南カリフォルニアの町、Encinitasの海岸で死んでいる「リュウグウノツカイ」に遭遇したという。
発見された「リュウグウノツカイ」は体長約9~10フィート(約2.7mから約3m)。その後、研究者はこの魚のサンプルを採取し、今後の研究のために、冷凍保存したそうだ。
カリフォルニア州で「リュウグウノツカイ」が発見されたのは、今年で2回目。8月にもサンディエゴの海岸沖で、海に浮かんで死んでいる、体長12フィートの「リュウグウノツカイ」が発見されている。
Look what decided to make another appearance! Last week, another #oarfish washed up on Grandview Beach in Encinitas and was spotted by Scripps Oceanography PhD candidate Alison Laferriere. This cool creature measures roughly 9 to 10 feet long. pic.twitter.com/gJjc9BBLwc
— Scripps Institution of Oceanography (@Scripps_Ocean) November 13, 2024
目撃例は1901年以来20回
「リュウグウノツカイ」は通常、光が届かない中深層帯と呼ばれる深海の領域に住んでいるため、滅多に人の目に触れることはない。
そのため、この魚が海面に姿を現した時には、自然災害や地震の前触れなどと言い伝えられてきた。
実際、2011年の東日本大震災が起きる数カ月前には、日本の海岸で20匹の「リュウグウノツカイ」が発見されたと言われている。
スクリップス海洋研究所の魚類専門家、ベン・フレブル氏によれば、「リュウグウノツカイ」がカリフォルニア州で打ち上げられたのは、1901年以来20回しか記録されていないという。
ただ研究者らは、自然災害の前兆というより、個体数の増加や「エルニーニョ」「ラニーニャ」といった気象現象など、広範な変化が原因と考えているそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Second oarfish, mythical harbinger of doom, found washed up in California(11/15)
Source: Switch News