09.02
プーケット・パトンビーチに猛毒を持つカツオノエボシ
「カツオノエボシ」とは、青く透き通った美しい見た目を持つクラゲで、大きな袋状の部分は最大で15センチほどに達し、毒針を持つ触手は最長で10メートルにもなる生物です。外洋に生息しており、風向きや潮の流れによって海岸近くまで漂流し、時には海岸に打ち上げられることもあります。その毒は非常に強力で、人によっては刺された際に激しい痛みを感じることがあり、アナフィラキシーショックを引き起こして死亡する場合もあります。
プーケット当局は、パトンビーチを訪れる人々に対し、猛毒を持つカツオノエボシが海岸に打ち上げられたことを受けて、警戒を呼びかけています。2024年9月1日(日)にタイ国営メディアNNTが伝えています。
アンダマン海北部の海洋沿岸資源研究センターは、8月31日(土)夕方にカツオノエボシの存在を報告し、パトンサーフライフセービングの職員とライフガードが現地を確認しました。チームは、強風により浅瀬に押し寄せられた40匹のカツオノエボシを発見しました。これまでのところ、事故は報告されていません。
海洋沿岸資源局は、一般市民や観光客に対して警告のチラシを配布し、泳ぐ際には特に注意を払うよう呼びかけています。ライフガードは、クラゲに刺された場合の応急処置を提供する準備を整え、今後のクラゲの出現に備えて水域を監視します。
カツオノエボシに刺されると、強い痛みと鞭のような跡が皮膚に残ることがあります。応急処置としては、刺された部分を海水で洗い、熱いお湯に浸けるか、冷たいドライパックを20分間当てることで痛みを和らげることが推奨されています。酢はカツオノエボシの刺傷には使用しないでください。
当局は、ビーチを訪れる人々に対し、クラゲが存在するエリアでの遊泳を避け、安全を確保するために警戒を続けるよう呼びかけています。
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Source: タイランドハイパーリンクス