06.02
OffGun独占インタビュー~まさにベストカップル!1年で300日を一緒に過ごす仲良しな二人
2024年も2日間に渡り、代々木公園で行われたタイフェスティバル東京。毎年タイのトップスターが集うステージパフォーマンスも、2024年のテーマは「タイエンタメ」ということで、より一層、豪華な布陣に。
タイランドハイパーリンクスでは、そんな出演者の中から、ステージを終えたばかりの人気俳優OffGunにインタビュー!
タイでは2014年ごろからBL(ボーイズラブ)ドラマが制作されてきました(「Love Sick」がメジャーな最初の作品だと言われている)。日本で本格的に注目されるようになったのは、コロナ禍の外出自粛期間である2020年。いつ終わるとも知れない暗闇のような時期でしたが、タイはそんな時期ですら、多くの人を魅了するコンテンツを持っているのだから、すごいのひと言です。
2024年現在は日本をはじめ、アジア、そして世界中から視聴されるようになり、タイの多くのメーカーやテレビ局で番組が制作されているものの、大ヒットドラマを制作し続ける「GMMTV」は別格の存在。
所属する俳優のレベル、作品のシナリオや演出の細やかさ、タイの学園生活や、タイの恋愛模様の描写など、興味のない人でも「沼落ち」させてしまう力のある作品が豊富です。
OffGunはGMMTVのBLドラマ出演俳優の中でも四天王と言われるカップルの1組。ベストカップル賞にも選出されています。
タイフェスティバル東京2024では、前夜祭的なファンミーティングも開催し、フル回転でタイフェスティバル東京2024を盛り上げてくれました。
タイフェスティバル東京に感動!来年もまた出演したい!
――タイフェスティバル東京2024出演お疲れ様でした。感想を聞かせてください。
Off:すっごく楽しかった!僕は本当にこういうイベント、大好きです。できれば来年も呼んでほしいなあ(笑)!
――本当ですか?関係者の皆さん、よろしくお願いいたします(笑)!ファンの皆さんも、来年も2人のステージ、見たいに決まっていますから。
Off:会場の屋台のセレクションもタイを代表する料理が揃っているし、タイのカルチャーを紹介するブースや、食材販売、航空会社のブースや、ドラマのブースもあったり、日本人にもっとタイを知ってもらえるこんな機会があるなんて、素晴らしいことですよ。
Gun:本当にそうだよね。会場全体が完全にタイの雰囲気になっている、凄いイベントだと思いました。タイフェスティバルに出演できて、本当に光栄だし、嬉しいですよ。
レベルの高いアーティストや、タイで大人気のアーティストばかりが集結しているので、日本の方たちに、最高のタイのエンターテイメントが見せられたんじゃないかな?
…あっ、僕らはそこまで、凄いアーティストじゃないけど(笑)。
Off:大物のミュージシャンやアーティストがたくさん出演しているけど、僕らはまだそこまでは(笑)。
――いやいや、そんな、謙遜しないで下さい、ステージ大盛り上がりだったじゃないですか(笑)。
Gun:でも、日本に住んでいるタイ人の皆さんも「タイに帰って来たなー」って思える2日間になったんじゃないかな?って思っています(笑)。
都会に来る機会が多いから、自然がいっぱいの場所にも行ってみたい
――もう日本は何度も来ているんですよね。
Off:毎回第二の故郷に帰って来たような気がするんですよ。日本でファンの皆さんに会えることが本当に嬉しいし、日本で遊んだり、和食を食べたり、ショッピングしたり、楽しい思い出ばかりです。
――何度も来日しているから、難しい質問かもしれないですけど、一番好きな場所はどこですか?
Off:一つだけですか?
――(笑)いや、他にもあればぜひ。
Off:うーん、表参道!でも、京都も好きなんですよ。
Gun:僕が仕事で行くのは、いつも都会ばかりなので、日本に限らずどの国も都会の方が好きなんですけど、でも交通の便とか考えずに行くことができるのであれば、都会と合わせて自然がいっぱいある所にも本当は行ってみたいんですよ。日本の紅葉を見てみたいですね。
どうやって荷物を持って帰る?ショッピングを楽しみまくった2人
――今回日本には何日くらい滞在できたんですか?
Off:6日間ですね。
――どこか遊びに行けました?
Off:ファンミーティングやタイフェスのリハーサルもあったので、東京以外には行けなかったですね。
Gun:東京でショッピングしたり、一緒にご飯食べたりしてました。
Off:表参道や渋谷でショッピングしまくってたんです。ただちょっと問題がありまして(笑)。
――え?何が起きたんですか(笑)?
Off:もう明日帰るので、どうやって買ったものをタイに持って帰るかですね。これから考えなくちゃ(笑)。
――買いすぎちゃったんですね(笑)
シナリオを読めば読むほど役に入り込むことができる
――デビューはどちらが先だったんですか?
Off:俳優デビューはGunが大先輩ですね。子どもの頃から色々な作品に出演しています。
Gun:小学4年生から仕事していました。子供のころから役者になると決めていました。
――当時憧れていた役者さんは?
Gun:タイの女優ですけどヌン・シラパン(นุ่น ศิรพันธ์ )さんに憧れていました。
――GMMTVのドラマを見ている友人が「GunさんはGMMTVの中でも飛びぬけて演技が上手い」とほめていました。どうやったら役に入り込めるのでしょうか?
Gun:ドラマ撮影前に色々なレッスンがありますね。ワークショップや、監督や各担当者の演技指導もあるし。でも僕の場合、まずシナリオを読みます。役を知れば知るほど、その役の気持ちに入り込めるんですね。だからすごくシナリオを読み込みます。
でも、やっぱり撮影初日は照れ臭かったり、ぎこちないこともあるかも(笑)。
――Offさんの役者デビューのきっかけは何だったんですか?
Off:僕は俳優ではなくバラエティ番組の司会からデビューしました。その番組がなくなってしまって「ドラマやってみない?」ってオファーがあったんです。
もしも別々の作品に出演することになったら?
――俳優という仕事をずっと続けていきたいですか?
Off:機会があればずっと俳優を続けたいですね。
Gun:(頷く)
――もしも二人とも別々のドラマに出演することになったら、どんな役をやってみたいですか?
Gun:そうですねえ。ある人間の淡々とした日常を演じてみたいです。殺人が起こるわけでもなく、ラブロマンスでもなく、派手な事件は起こらないいけれど、一人の人間の人生を細やかに表現したいですね。
――凄く見てみたいです。演技派のGunさんだからこそできそうですよね。
Off:僕は探偵ものをやってみたい。ぱりっとスーツを着た探偵に憧れるし、サスペンスドラマが好きなんですよ!演じてみたいです。
――確かに!探偵役、似合いそうですね(笑)。
年間300日一緒にいる
――出会ってどれくらいなんですか?
Off:もう7年だよね?
Gun:頷く
――かなり長いですよね。7年仲良く仕事を続けられる秘訣はありますか?
Off:理解し合っていますね。お互いの意見を尊重し合っているし、尊敬もし合ってます。例えば仕事にしても「本当にこの仕事をしたいかどうか」というのは、お互いに確認し合ってから受けるようにしています。
――ペアで仕事を受けているわけですから、片方がやりたくないと、見ている方からも熱量が違うことが、バレてしまいそうですよね。
Off:ドラマだけじゃなく、バラエティ番組でしょ、イベントでしょ…1年は365日あるじゃないですか。僕ら300日は一緒にいるんじゃないかな(笑)?
Gun:そうだね(笑)。
OffGun、おならでケンカ?
――300日!?凄いですね。それだけ同じ時間を共にして、7年間というと、相当密度が濃いと思うんですが、ケンカしたことはないんですか?
Gun:あるある(笑)。ささいなケンカですけどね。
Off:最初の1年目と2年目に面白いケンカをしたよね。一つは暑すぎてケンカをしました(笑)。もう一つはオナラ(笑)。
一同:(爆笑)
――ええっ?OffGunがオナラでケンカ…(爆笑)
Off:僕らがオナラしたわけじゃないんですよ!それなのに、誰もそれを認めてくれなくて、2人でケンカしました(笑)。
――どういう状況~(笑)。
失恋したことはありません!
――2人とも大変人気がある訳なんですけど、これまででいちばん大きな失恋のエピソードを教えてください。
Off:失恋したことないです!
――えー、またぁ(笑)。
Gun:ありません。だって恋人がいないから(ニヤリと笑う)。
Off:(えっ?という顔)
Gun:(笑)
――そう言うことにしておきましょう(笑)!では、好きなタイプを教えてください。
Off:僕はかわいい子が好きだなー…。
Gun:常に「こういう人がタイプ」と決めている感じではないんですよね。その時に「あっ!この人が好き」って思った人を好きになります。
Off:うん。そうだよね。
日本人にすすめたいタイの観光スポット
――2人はプライベートでも一緒で出かけたりしていますか?
Off:去年はGunの誕生日にクラビに行ったんですよ。あとは仕事が終わったら、一緒にご飯も食べに行きますね。
――タイのドラマを見てタイに行きたいな、と思っている人もたくさんいると思います。おすすめのスポットを教えてください。
Off:やっぱりクラビが良いですよ(笑)!とにかく海がきれいです。タイの雨季直前はとにかく暑いけど、日光浴して、その暑さを楽しんでほしい。
Gun:うーん、海も良いんですけど、今年のタイみたいに極端に暑い場合は、バンコクの大きなショッピングモールで、涼みながらショッピングしたり、食事したり、お茶して涼みながら過ごすことをお勧めしたいです(笑)。
Off:(笑)。
Gun:夜になって少し涼しくなったら、ナイトマーケットに出かけてみるとか。
――今年のタイの夏は(4月のソンクラン前後)47度を超える県があったり、本当に暑かったですよね。私も直前までタイにいたのでわかります。外に出られませんでした(笑)。
今日は暑くなったり、寒くなったりしてますけど、体調は大丈夫ですか?
Off:いやいや、今、この気候が最高にイイです!
Gun:タイにもこの気候の時期があればいいのに(笑)。
Off:日本の5月みたいな季節があれば、タイでも多くの外国人観光客が出歩けますよ。このくらいの気候が丁度いいです。タイは暑過ぎです(笑)。
日本のファンのみなさんへ
――今回のタイフェスもファンミーティングも、楽しみにしていたお二人のファンが沢山いると思います。メッセージをいただけますか?
Gun:毎回日本に来るたびに、ファンの皆さんに会えてうれしいです。いつも会いに来てくれてありがとう。また機会を作って皆さんに会いに来ますね。
Off:日本当は日本には毎年来たいんですよ。しかも毎年1度ではなくて、1年に何回も来たいです。それくらい僕は日本で皆さんに会えることが楽しみなんです。また会いましょう!
――ありがとうございました!
OffGun:アリガトウゴザイマシタ!
取材を終えて
Gunさんが答える前に、Offさんが「先に答えられる?」と確認したり、逆にGunさんがOffさんの答えを補足するような、詳しい内容を教えてくれたりと、さりげないフォローが当たり前にできている2人。
1年365日のうちの300日を一緒に過ごしている彼らにしか持てないであろう空気感がそこにはあり、とても癒されるインタビューとなりました。
また、驚いたのは、彼らのタイフェスティバル東京2024での貢献度。
LYKN(ライキャン)のメンバーとにこやかに挨拶し、楽しそうに話したり、司会のパース・ナクンさんと写真を撮ったり、他のアーティストの動画に協力したりと、積極的にコミュニケーションを取り、最後は出演者からスタッフ、全ての関係者に挨拶にまわっていました。
楽屋が狭いこともあり、出演が終わると、すぐに会場を出ていくアーティストが多い中、自分たちが出演しない日に顔を出したり、ずっと会場に残って他のアーティストのパフォーマンスを真剣なまなざしで見ていた姿も印象的。
タイフェスティバルの存在自体に心から感銘を受けていると話してくれた2人でしたが、「自分たちが率先してこのイベントを盛り上げよう」とする主体性のある行動に、いたく感動。
応援したくなる気持ちが、とてもよくわかる、素敵なお2人でした。
[取材・文:吉田彩緒莉(Saori Yoshida/Interview・text)]
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オフ=ジュンポン アドゥンキッティポーン
Off-Jumpol Adukittipon,ออฟ-จุมพล อดุลกิตติพร
1991年1月20日生まれ
https://x.com/off_tumcial
https://www.instagram.com/tumcial
ガン=アタパン プーンサワット
Gun-Atthaphan Phunsawat,กัน-อรรถพันธ์ พูลสวัสดิ์
1993年10月4日生まれ
https://x.com/AtthaphanP
https://www.instagram.com/gun_atthaphan
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