04.29
8割の人がしている愚かな習慣|タイの変人ポーにインタビュー
タイ在住のサムライを自称する変人ポー。タイ山岳少数民族アカ族・村長の娘と結婚、二男一女をもうける。2022年3月に幻冬舎より二冊同時出版をした『変人ポーの人間力』では独自の哲学を展開し、『変人ポーの平和論』では千年計画での世界平和を本気で考える。この連載では「人生たったの一度きりだから…」と豪語する彼の哲学を深堀りしてみる。(インタビュアー:梅田 隼人)
インタビュアーのひと言
変人ポーと思考力について話していると、人々がどうやって潜在意識に影響を与えているのか、そしてその影響がどのようにして彼らの現実を形作っているのかについて、深い興味を持つようになりました。特に、私たちがどのようにして自分自身の現実を創造しているのか、そのメカニズムに焦点を当ててみたいと思います。
潜在意識のメカニズム
梅:ポーさん、多くの人が自分の意識に気づかずに生活していますが、実際にはその潜在意識がどのような影響を与えているのでしょうか?
変:それは非常に興味深い質問ですね。潜在意識は、私たちが意識的には感じていない感情や思考を常に受け入れています。超がつくほど重要なポイントは “常に” ということ。このプロセスは、私たちが何を経験するかを大きく左右しているんです。
梅:それでは、潜在意識がプラスのものを受け入れるときと、マイナスのものを受け入れるときの違いは何ですか?
変:プラスであれマイナスであれ、潜在意識はすべてを受け入れます。“常に” ですね。プラスの思考や感情は、私たちの体験を向上させ、幸福感を増すために作用します。逆にマイナスの思考や感情は、私たちを不幸にし、ネガティブな結果を引き寄せることが多いです。この選択は、私たちが日々の中でどのように自己対話をしているかによって左右されます。
梅:なるほど、では私たちの日常的な選択が重要なわけですね。ポーさん、この概念をもう少し具体的な例で説明してもらえますか?
例えば…
変:もちろんです。例えば、ある人が自分の仕事について否定的に考えているとします。このネガティブな観点は潜在意識に蓄積され、やがてその人の職場での実際の経験に反映されるでしょう。つまり、ネガティブな予測が現実のものとなってしまうのです。
梅:では、その状況をどのように改善すればよいのでしょうか?
変:まず、その人は自分の思考に意識的になる必要があります。次に、ポジティブな事柄に焦点を当て、自己肯定の言葉を使うこと。同時に否定の言葉を使わないことです。この小さなシフトが、結果的に大きな変化をもたらすことができるのです。
梅:非常に啓発的です。つまり、私たちは自分の思考と言葉を通じて、より良い現実を創造する力を持っているわけですね。
変:はい。先ほど言った重要ポイントも確実におさえておきましょう。例えば、相手の短所しか見えないのであれば、それはつまり、マイナスの波動を自ら発していることに他なりません。なぜなら、その短所について自分の思考力を使ってしまっているからです。言葉でも思考でも、マイナスの波動を発し続けてしまえば潜在意識がやがてキャッチし、それを現実化してしまう。つまりマイナスの結果を自ら生み出しているのです。だから、相手の短所が見えてしまったら要注意なんです。
梅:だとするとオンラインでの投稿を含む愚痴などには注意ですね。プラスの作用を利用してせっかくそれを積み重ねていても、自らマイナスを掛け算して全部をマイナスにしているようなものですから。
変:それを日本語で愚行と言います。
本名:苅部俊雄
YouTube:www.youtube.com/@curly-th
1978年、神奈川県生まれ。専門学校神田外語学院(KIFL)卒業。2002年に初めて来タイ、タイ在住歴は合計で14年。2000~2015年までの下積み時代には27回転職、26回引越、5ヶ国に住み、5社の起業を経て現在に至る。2010年、NPO法人日本PR(東京都)理事長。2017年、一般社団法人全国龍馬社中第189番加盟タイ龍馬会会長。2022年、『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』(共に幻冬舎)を二冊同時出版。2023年、プーケット移住に伴い隠居。
<内容紹介>
『変人ポーの人間力』
もっと早く読んでいれば……!母国日本の未来を圧倒的スケールと独自哲学で綴る啓蒙書。テクノロジーの現代に必見の英知を凝縮した一冊。葉装家 稲荷重藏氏推薦!
『変人ポーの平和論』
世界80億人が必見!”それ”を維れ新めるにはこの本にあるような教育が必要だ。教育は、全てである。 郷士坂本家十代目 坂本匡弘氏推薦!
全国の書店、Amazon、Kindleにて好評発売中!
『変人ポーの人間力』『変人ポーの平和論』二冊同時出版をしたその理由とは!?
別書『人間力』はこれからの時代における自己啓発がテーマとなる。具体的にはテクノロジーとグローバル社会においての“超実践的”自己啓発本で、本書『平和論』 はその“超具体的”方法論の一つをまとめた内容となっており、両書は“対”になっていることが特徴だ。そしてこれは“知識”と“知恵”の対のことであるとも言えよう。つまり、知識の『人間力』、知恵の『平和論』ということにもなり、どちらか一方が欠けてもその魅力は半減してしまう。
ここで知識と知恵の違いについては、変人ポーの言葉をそのまま引用する。
「知識はあくまで知識だ。知識は行動を伴うことにより知恵となる。そして、この知恵は答そのものだ」
よって書籍『人間力』だけでは単なる自己啓発本に過ぎず、これでは従来の自己啓発本とともに単なる知識で終わってしまうこととなる。書籍『人間力』は、知恵の『平和論』という背景があってより現実的な哲学として完成する。
また書籍『平和論』だけでは机上の空論、あるいは“事実と意見の違い”もわからぬままに誤解され兼ねない。書籍『平和論』は、知識の『人間力』という裏付けがあってはじめて現実的な方法論となる。
本書を読み終える時にはこの意義が本当の意味で理解していただけることを祈念しつつ、ここに紡いでいく。
<『変人ポーの平和論』はじめにより抜粋>
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