02.11
日本人ムエタイ兄弟 そうま(兄 16歳)が満員のラジャダムヌンスタジアムで初回KO勝ち
2024年2月10日にラジャダムヌンスタジアムで行われたRWS(ラジャダムヌンワールドシリーズ)に、日本人ムエタイ兄弟の兄、石田そうまが出場、スーパーボン・ソー・センチャイを相手に3回戦を戦い、初回TKO勝ちを収めた。
この日はちょうど春節と重なり、中華系などの外国人観光客を中心に、第一試合から観客席は満席となった。
第二試合に出場したそうまは、開始30秒で右ストレートをスーパーボンの右顎に見舞い、ダウンを奪う。続けて1分30秒、右ヒジでまた右の顎に決めてスーパーボンは2度目のダウン。
2度目のダウンから立ち上がったスーパーボンは、逆転を狙って飛び蹴りを狙うが、そうまは冷静に右の前蹴りを放って、スーパーボンは吹っ飛ぶように3度目のダウンを喫し、レフェリーが試合をストップした、あっという間のTKO勝ちに、会場もヒートアップしていた。
この試合は106ポンド(48キロ)契約、3分3ラウンドで行われ、そうまは、これでプロ戦績は10勝4敗となった。昨年は、7月、8月、10月とRWSのリングに上がり、2勝1敗。10月のRWSでの試合は、弟のゆうまとのKO共演を魅せていた。
この日の対戦相手のスーパーボン・ソー・センチャイ選手は、主にロイエット県でリングに上がり、17歳ながら40戦のプロキャリアがあったが、これで25勝15敗1分となった。
160センチのそうまに対し、スーパーボンは172センチと12センチの身長差があり、当初、リング上ではやり辛さも感じさせた。試合後「相手は背が高く、パワーを感じた」と、そうまは話していたが、試合が終わってみれば僅か1分40秒の圧勝劇であった。
会場で観客に記念写真撮影をリクエストされ、気軽に応じていたそうま、試合内容も良く、次のラジャダムヌンスタジアムのランキングに反映される見込み。
そうまの次戦は未定で、ジム側は「きちんと試合に向けて練習を重ねてきたのにあっという間に試合が終わってしまった。良い経験にならないが、勝ってホッとした」とコメントしていた。
3月には弟のゆうまがRWSの出場を予定している。
RWS(ラジャダムヌンワールドシリーズ)はスタジアム側が最も注力している毎週土曜のイベントで、試合の模様は世界200か国にDAZNで配信される。
タイのみDAZNの配信はなく、WORK POINTチャンネル、またはRWSのYoutubeなどで中継されている。
2月12日は、初の海外大会として、東京後楽園ホールでRWS JAPANが行われ、日本の格闘技ファンにも注目が集まっている。
石田兄弟の試合の予定は、所属のロンポージムのFacebookページなどでアップされる。
■ロンポームエタイボクシングジムhttps://www.facebook.com/009009rompo
photo credit : RWS (Rajadamnern World Series)
<寄稿・Odasai(https://note.com/odasai_oda)>
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