08.11
【韓国】韓日W杯の時に増大した嫌韓、東京五輪で組織的挑発・・・選挙を控えた日本の政治刺激剤
「2002年の韓日ワールドカップ(以下、W杯)は両国の共同開催の趣旨とは真逆に、日本の嫌韓ムードが爆発的に拡散する契機になりました。韓国サッカーは準決勝に進んだのに日本がベスト16で脱落すると、インターネットを中心に集団的な怒りが沸き出たのです。「韓国の工作で日本はW杯の単独開催ができなかった」、「韓国人が審判を買収して勝利を盗み取った」など、根拠のない非難が噴出しました。今回の東京オリンピック(以下、東京五輪)でも当時に劣らず、深刻な嫌韓ムードが沸き出しました。ある一面では、当時よりも組織的で計画的な形で表れたとも言えます」
高麗(コリョ)大学校・グローバル日本研究院のノ・ユンホン研究教授は、「東京五輪が日本の嫌韓ムードを1ランク上の段階に引き上げる契機になりうる」と述べた。嫌韓研究分野の(韓国)国内1号博士である彼女に嫌韓の流れと展望について聞いてみた。ノさんは2019年、自身の研究結果を総合した『嫌韓の系譜』という本を出版して、韓日両国で少なからぬ注目を受けた。
▲ (韓国)国内で初めて日本の嫌韓現象に関する研究で博士の学位を受けた高麗大学校・グローバル日本研究院のノ・ユンホン研究教授が10日、ソウル都心のベンチで2019年に自身が出版した本、『嫌韓の系譜』を手にポーズを取っている。
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■ 最悪と言われる韓日関係の影響が、今回の東京五輪にもそのまま表れたようだ。
「私たちも感情的な対応が全くなかったとは言えないが、何よりも日本が主催国の品格に相応しくないような様々な手段と手口で韓国を刺激した。公式ホームページ地図の “竹島(日本が主張する独島の名称)” 表記、旭日旗応援の容認、韓国選手団の “李舜臣垂れ幕” と給食センター運営の非難などの挑発が相次いだ。日本のメディアとソーシャルメディアには、韓国と韓国選手団に対する誹謗と嘲弄があふれた。韓国メディアの自国報道にも神経を尖らせて、否定的な内容が出ればそれを嫌韓の素材として逆利用した。このようなムードは、日本の最大ポータルである “Yahoo!JAPAN” のホーム画面だけで容易に確認できた。嫌韓ムードを盛り上げようとする意図が明らかな記事が、連日メイン領域を占領した。 “旭日旗への難癖オンパレード” 、 “五輪メダル競争で敗北した韓国、日本批判しまくるウラ事情” のような、露骨な見出しが相次いだ。“文在寅が元凶” というフレーズを前面にした記事を出し続けるメディアもあった。米国や欧州などはもちろん、普段から否定的な報道が多い中国に対しても、そのような意図的な記事はほとんどなかった。五輪を契機に盛り上がった嫌韓ムードは今後、日本の政治状況と噛み合う可能性が高い。衆議院選挙と与党である自民党の総裁選挙という政治のビッグイベントを目前にしているからである。自分らの政治的目的に活用するため、嫌韓感情を刺激しようとする試みが続くはずだ」
■ 日本に『嫌韓』が本格的に登場したきっかけは何カ。
「1992年3月4日付の毎日新聞記事に、嫌韓という単語が初めて登場した。“歴史問題などをめぐる韓日間の軋轢が絶えず、日本では一部で嫌韓ムードが高まっている” という表現だった。記事の趣旨は、“韓国の日本に対する不信感が消えないのは、韓日関係史に対する日本人の知識が非常に不足しており、学ぼうとしないため” 、“韓国人の怨恨に対する背景を、もう少し具体的に知るべきだ” など、歴史に対する日本の反省を促すものだったが、次第に韓国と韓国人に対する嫌悪、蔑視、優越、恐怖、違和感などを含む言葉へと変質して拡散した。”
ソース:ソウル新聞(韓国語)
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20210811018006&
>>2につづく
Source:脱亜論
【韓国】韓日W杯の時に増大した嫌韓、東京五輪で組織的挑発・・・選挙を控えた日本の政治刺激剤