07.30
在日韓国人の安柄泰(サッカー選手) 「豪州リーグへ行けば日本の特別永住権を失う。力を貸して」
★豪州リーグへ行けば日本の特別永住権失う…コロナによる国境閉鎖が在日韓国人選手に迫った「苦渋の選択」
今回はコロナ禍で大きな決断を迫られた一人のサッカー選手の話を紹介します。今年3月、本人から読売新聞に
1通のメールが届きました。
〈人生を懸けた挑戦を、志半ばで中断させられることなく、続けていくことができるよう力を貸してください〉
大阪府東大阪市出身で、在日韓国人の 安柄泰 さん(29)。幼稚園の頃、わんぱくぶりを見かねた母親が、
地元チームに連れて行ったのがサッカーとの出会いでした。
いつしかプロになるのが夢になり、大学まで打ち込みました。しかし、Jリーグのチームへの練習参加が決まっていた
大学4年の冬、練習中に 靱帯 損傷の大けがを負ってしまいます。
1年間留年して就職活動し、商社に入社。夢は断念したはずでしたが、社会人チームでプレーするうち、
諦めきれない思いが湧き上がります。4年で退社し、数か月間、
徹底した走り込みと筋力トレーニングを重ね、2019年6月に知人の縁を頼って豪州に渡りました。
「せっかくなら海外で何かを学びながらプレーしたい」と考えたそうです。
大学時代のプレー映像を送って所属チームが決まった直後、新型コロナウイルスの感染が拡大。
リーグ開幕は無期限延期となりました。リーグは半年後に始まりましたが、別の難しい問題が起きます。
豪州政府は昨年3月、コロナ対策で国境を閉鎖。一度出国すると原則として戻れませんが、
安さんは「特別永住権」を失わないために今年6月末までに日本に一時帰国する必要がありました。
特別永住権は戦前、戦中に日本に移住したり、動員されたりした旧植民地出身者とその子孫に認められます。
一度失うと原則的に再取得はできず、入国には何らかの在留資格を得る必要があるとされています。
Source:脱亜論
在日韓国人の安柄泰(サッカー選手) 「豪州リーグへ行けば日本の特別永住権を失う。力を貸して」