08.13
「水泳の授業で必修に」と注目集まる。海での水難事故に備え、知っておきたい「イカ泳ぎ」がこれだ【動画】
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海水浴などを楽しむ人も多いこの時期。気をつけたいのは水難事故だ。
公益社団法人「日本水難救済会」が、海に落ちたり流されたりした際に知っておきたい「イカ泳ぎ」の方法を、公式X(Twitter)で紹介し、3万以上の「いいね」が寄せられるなど注目を集めている。
衣服着用時も、体力使わず浮くことが可能
「イカ泳ぎ」の正式名称は「エレメンタリー・バックストローク」。日本水難救済会によると、腹を上にして水面から顔をあげるのが基本姿勢。手足を曲げたり伸ばしたりしながら、ゆっくりと後ろ向きに進むことができる。
イカ泳ぎでは衣服を着用していても、体力を使わずに長い時間浮力を保つことができるとして推奨した。
当会が推薦する「イカ泳ぎ」は、着衣(ポロシャツ、Gパン)でも、このとおり、体力を使わずに長い時間浮力を保つことができます!これからは、「イカ泳ぎ」で浮いて救助を待ちましょう。 pic.twitter.com/rcxklO1RHV
— 公益社団法人日本水難救済会【公式】 (@Qsuke_MRJ) August 7, 2023
同団体の実証実験では、大の字に手足を広げて浮く「大の字背浮き」の方法ではわずかな波が顔を洗い、浮いていることができなかったと報告。海では危険だと注意を促している。
今回、当会常務理事(元・海上保安大学校水泳教官)が波静か(波高5cm)な海で、「大の字背浮き」を試みましたが、わずかな波が顔を洗い、浮いていることができませんでした。やはり、この手法は海では危険です! pic.twitter.com/7y9xHvc20p
— 公益社団法人日本水難救済会【公式】 (@Qsuke_MRJ) August 7, 2023
一連の投稿にはユーザーから「覚えておいて損はない」「学校の水泳の授業で必修にしても良いのでは?」「もっと広がればいい泳ぎ方」などのコメントが寄せられた。
一方で、同団体は「イカ泳ぎにも限界はあります」とも注意喚起した。海に行く際には、▽天候・波風の確認、▽泳いで良い場所かを確認、▽連絡方法確保、▽ライフジャケット等の「備え」をすることが最重要だと呼びかけている。
「イカ泳ぎ」にも限界はあります。海に行く際には、天候・波風の確認、泳いで良い場所か確認、連絡方法確保、そして、ライフジャケット等の「備え」をすることが最重要です。今年の夏は「備えて海へ!」 pic.twitter.com/HhhgXdBQ3Y
— 公益社団法人日本水難救済会【公式】 (@Qsuke_MRJ) August 7, 2023
Source: HuffPost