2022
12.01
12.01
「権威主義体制」は本当に効率的なのか――大久保利通が「ガラスの水差し」から導き出した「納得の結論」
大久保利通は「独裁者」の印象が強かったが、再評価の声が高まっている
民は由らしむべし、知らしむべからず。
『論語』に由来するこの言葉は、本来、「人民を従わせることはできても、従わねばならない理由をわからせることは難しい」という意味であるが、それが転じて「政策を実施する際は、バカな民衆にはいちいち説明しないで、独断で進めてしまった方が良い」というニュアンスで使われるようになった。
実際、自らの能力に自信があり、効率を重視する政治指導者ほ…
Source: Foresight