09.01
眠れない、口数減った…そんな時は相談を。9月1日は子どもの自殺最多。周囲の人に出来ることは?
夏休みが明けの9月1日、多くの学校で新学期が始まっています。
この日は、1年で18歳の以下の子どもの自殺が最も多い日といわれています。
長期休み明けの直後は、子どもたちにとって生活環境等が大きく変わる契機になりやすく、大きなプレッシャーや精神的動揺が生じやすいと考えられるためです。
厚生労働省は、「体の不調や悩みを感じたら、相談してください」「眠れない、食欲がないなどの体の不調を感じたときも相談してみてください。原因は心の不調かもしれません」と呼びかけています。
・眠れない
・怒りやすくなった
・口数が減った
・食欲がない
・不安に感じる
・ひきこもりがち
こんな悩みや不安を抱えて困っているときには、以下のような気軽に相談できる場所があります。すべてフリーダイヤル・無料で話ができます。
・#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
0120-061-338
公式サイト:https://www.lifelink.or.jp/inochisos/
・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
0120-279-338
0120-279-226 ※岩手県・宮城県・福島県から
公式サイト:http://www.since2011.net/yorisoi/
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
0120-783-556
0570-783-556(ナビダイヤル)
公式サイト:https://www.inochinodenwa.org/
・こころの健康相談統一ダイヤル
0570-064-556(ナビダイヤル)
また、LINEなどのSNSやチャットでも悩みの相談ができ、厚労省のサイト「まもろうよ こころ」で一覧が紹介されています。使っているSNSや年代に合わせて選べる団体もあるので、気軽に相談することができます。
1人でも多くの人が「ゲートキーパー」に
厚労省は、自殺対策には「悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して『孤立・孤独』を防ぎ、支援することが重要」だとし、1人でも多くの人が、自殺の危険を抱えた人々に気づき適切にかかわる「ゲートキーパー」の意識を持つよう求めています。
・地域のかかりつけの医師、保健師
・行政や関係機関などの相談窓口
・民生委員・児童委員や保健推進委員、ボランティア
・家族や同僚、友人
ゲートキーパーに共通してポイントとなる主な要素は「気づき」「傾聴」「つなぎ」「見守り」の4つ。「専門性の有無にかかわらず、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくこと」が自殺対策につながるといいます。
厚労省が配布するリーフレットでは、ゲートキーパーになるために、「温かみのある対応をしましょう」「相手の話を否定せず、しっかりと聴きましょう」などの心得を紹介しています。
Source: HuffPost