2022
06.22

人間関係に悩む小学生の長男。「言い返せばいい」という母の提案に、優しすぎる息子が返した言葉とは?【漫画】

国際ニュースまとめ

漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」3ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」3ページ目

毎日学校に行くのが楽しみな小学3年生の男の子。でもときには優しすぎて辛くなってしまうことも。

少しでも楽になるようにお母さんがした提案に対して男の子が答えた言葉とはーー。

人間関係に少し疲れてしまった男の子とお母さんのやり取りを描いた漫画が「優しい息子さん」「まさにうちの息子と同じ」とTwitterで話題を呼んでいます。

漫画を投稿したのは、2人の男の子の母親で、子育てをテーマに絵日記を投稿しているなおたろー(@naotarotarou )さん。6月10日に「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」として8ページの漫画を投稿し、8千件を超える「いいね」がつきました。

■人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男

勉強も友達も大好きで毎日楽しく学校に通うそらじろーくん。でも辛くてしんどいことも。

陰口や意地悪なことを言われるのが嫌いなそらじろーくん。お母さんは抱きしめて受け止め、そして少しでも楽になれるようにいくつかの提案をします。

「嫌なこと言われたら言い返せばいいよ」というお母さんに対して、そらじろーくんは「俺は意地悪なこと言われるの嫌い。だから俺も意地悪なことは言いたくない」と答えます。

「仲のいい友だちと愚痴言い合うこともないの?」と聞くと、「それも陰口になるでしょ?陰口嫌いだから俺も言いたくない」と答えたそらじろーくん。

優しすぎて辛い思いをしている息子さんに対して、お母さんは嫌なことがあったらノートに書くのはどうかと提案します。

そして「ママは君が優しい子に育ってくれて嬉しいと思ってるよ」と声をかけます。

するとそらじろーくんは「いやいや違うよ。そう育ててくれたのはママだよ」と答えます。

漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」1ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」1ページ目
漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」2ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」2ページ目
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漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」4ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」4ページ目
漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」5ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」5ページ目
漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」6ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」6ページ目
漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」7ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」7ページ目
漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」8ページ目漫画「人間関係にちょっと疲れちゃった小3の長男」8ページ目

■自分の心を大切に

ハフポスト日本版は、この漫画を投稿したなおたろーさんに取材しました。以下は一問一答です。

ーーなぜ、このエピソードをマンガにしようと思ったのですか?

大切にしたい思い出だったから、というのと、息子の言葉がとても考えさせられるものだったからです。

大切にしたい心を今一度考えるきっかけになるかもしれないと思い、漫画にしました。

ーー息子さんが意地悪なことを言われるのが嫌いだから自分も言いたくないと言った時、どのように感じましたか?

正直…「将来苦労するかも…」とちょっと思いました。

でも自分のなりたい人間像というものが小学3年生にしてしっかりとできているんだとも思い、そこは息子の強さなのかなと今は思います。

以前次男がお友達に意地悪をされているとき「俺の弟に何するんだ!」と顔を真っ赤にして怒っていました。

大切な弟のために怒れる子なので、自分の心を大切にしてほしいと祈っています。

ーー息子さんの悩みを聞く時にどのようなことを心がけていますか?

だいぶおしゃべりは上手になりましたが、まだ小学3年生で言葉の引き出しは少ないのでいろんな声かけをして気持ちを引き出せるように意識しています。

もやもやした気持ちを言語化することで本人もだんだんとスッキリしていくのがわかるので話し合いを大切にしています。

ーー息子さんの最後の「そう育ててくれたのはママだよ」という言葉を聞いてどのように感じましたか?

親バカと思われるかもしれませんが…「世界で一番いい子かよ!!!!」と思いました(笑)

ーー今回の漫画には8千件を超える「いいね!」が付くなど大きな反響が寄せられていますが、どのように感じていらっしゃいますか?

多くは「息子くんいい子!」という意見が多かったですが、中には「自分は大人だけど、息子くんの気持ちがすごくわかる」「同じようなことがあったときに親に『情けない』『意気地がない』と言われて悲しかった」「自分も親にこうやって受け止めてもらいたかった」という意見もあり、胸がギュッとなりました。

ーー同じように悩んでいる読者に向けて何かメッセージがありましたら、ぜひお願いします。

各家庭によっていろんな悩みや困難はきっとあるかと思いますが、「ママ(もしくはパパ)はあなたの一番の味方だよ」という意思表示はきっとお子さんの安心につながるんじゃないかなと思います。

私もこれからも伝え続けていきます!

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Source: HuffPost