2022
06.15

8割のタイ人が「日本が大好き・好き」、2割の「日本が嫌い」な理由は?

国際ニュースまとめ

アウンコンサルティング株式会社は2022年6月14日、タイなど世界12カ国を対象に、親日度や訪日意欲について調査を行い、その結果を発表しました。

スポンサーリンク

googletag.cmd.push(function() { googletag.display(‘div-gpt-ad-In_Article_Ads’); });

今回の調査では、タイ・香港・台湾・中国・韓国・インド・インドネシア・アメリカ・イギリス・オーストラリア・ベトナム・マレーシアの12カ国に対して、親日度や訪日意欲についてアンケートを実施っしています。(各アンケート調査のN数は200以上)

■日本の好感度について
 日本への好感度に関しては、2021年の調査と比較して「大好き」「好き」の回答率が全体的に低下していることが分かりました。特にアメリカ・イギリスでは15%以上の変動が見られました。

タイでは「日本が好きですか?」との質問に対し、46.5%が「大好き」、35.6%が「好き」、7.5%が「嫌い」、10.4%が「大嫌い」と回答しています。

■日本が嫌いな理由について
 日本の好感度について、「大嫌い」「嫌い」と回答した理由は以下のとおりです。
 全体的に「物価が高い」の回答率が高い中、中国や韓国では「歴史/文化」、好感度が低下したアメリカ・イギリスでは「興味がない」の割合も高い結果となりました。

日本が嫌いな理由についてタイでは、「興味がない」が44.8%、「物価が高い」が27.4%、「歴史/文化」が11%、「街が混んでいる/汚い」が8.2%、「魅力的な観光地がない」が5.8%などでした。

■日本が好きな理由について
 日本の好感度について、「大好き」「好き」と回答した方の理由は以下のとおりです。
 「四季の風景/自然」「日本食」の割合が高い中、アジア圏では「漫画/アニメ」、欧米圏では「歴史/文化」の割合が高く、地域ごとに特徴があることが分かります。

日本が好きな理由としてタイでは、「日本食」が23.7%、「四季の風景/自然」が21.8%、「漫画/アニメ」が18.9%、「治安が良い」が13.1%、「商品の質が良い」が11.5%、「歴史/文化」が10.8%となっています。

■新型コロナウイルス感染症流行前と後の日本への印象の変化について
 新型コロナウイルス感染症流行前と後の日本への印象の変化については、以下のとおりです。
 東南アジアでは「とても良くなった」「良くなった」の回答率が高く、中でもインドは唯一50%を超えています。対して、「とても悪くなった」の回答率が最も高かったのは韓国でした。

■日本への印象が変化した理由について
 日本への印象について、「とても良くなった」「良くなった」と回答した理由に関しては、ほとんどの国で「日本在住者の感染症防止に対する取組」が評価されていることが分かりました。
 韓国では、良くなった理由のみならず、悪くなった理由としても「感染時のケア」の割合が高く、一部不安を持つ意見もありました。

「とても良くなった」「良くなった」と回答した理由

■新型コロナウイルス感染症が終息したら日本に行きたいですか
 訪日意欲に関する調査では以下の結果となりました。
 例年訪日者数の多い中国、台湾、香港では「すごく行きたい」「行きたい」の回答が多く、対して2019年の訪日者数2位の韓国は「全く行きたくない」の回答率が調査国の中で3位と、東アジアの中でも訪日意欲には差があることが分かりました。
 また、2019年の訪日客数5位のアメリカは、「すごく行きたい」「行きたい」の合計値が最も少ない結果となりました。ウィズコロナ国であり、政府は国際的な人の往来に寛容な姿勢を示していますが、訪日客数回復までに時間がかかると予測できます。

■「行きたくない 全く行きたくない」と回答した理由
 「行きたくない」「全く行きたくない」と回答した理由では、「入国時/出国時の手間(隔離期間)」が全体的に多く、欧米圏では「医療体制」への不安があることが分かりました。
 入国時/出国時の手間(隔離期間)に関しては今後状況が変わることが予想できるため、正しい情報発信に努めることで、行きたくない理由を払拭することができると考えます。

■日本にはいつ頃行きたいですか?
 訪日時期についての回答は以下のとおりです。
 アメリカ、イギリスでは半数以上が「2024年7月以降」を選択しています。ウィズコロナ国として知られているこちらの2カ国ですが、今回の調査では他国と比較して慎重な方が多いようです。
 また、訪日客数が最も多い中国も39.2%が「2024年7月以降」を選択する結果となりました。

調査概要
【調査主旨】
【世界12カ国の親日度調査】
日本への好感度、訪日意欲について
【調査要綱】
・対象の国と地域(N数):韓国(204)・中国(310)・台湾(200)・香港(204)・タイ(203)・インドネシア(205)・インド(207)・アメリカ(202)・オーストラリア(200)・イギリス(201)
・調査期間:2022年4月15日~2022年5月31日
・対象:対象の国と地域の18歳以上の男女
  

The post 8割のタイ人が「日本が大好き・好き」、2割の「日本が嫌い」な理由は? first appeared on タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper.
Source: タイランドハイパーリンクス