2022
05.26

アフガニスタンとウクライナ:米「介入外交」思想の現在地――中山俊宏教授を追悼して

国際ニュースまとめ

「不介入」でありながら影響力を行使するアメリカの対ウクライナ関与は、アフガニスタンの場合のような「介入」との葛藤が思想的背景にあった(写真は5月23日、ダボス会議でオンライン演説するゼレンスキー大統領)(C)AFP=時事

 中山俊宏・慶應義塾大学総合政策学部教授(2022年5月1日死去)と私との最後の仕事は、国際問題研究所の刊行する『国際問題』への寄稿であった。同誌の編集委員を務めておられた中山教授は、アフガニスタンからのアメリカ軍の撤退と、それに伴う共和国政府…

Source: Foresight