03.10
ウクライナに連帯するストリートアート、世界各地に広がる「私たちは味方だと伝えたい」
プーチン大統領率いるロシア軍がウクライナに侵攻してから2週間以上が過ぎた。
今、世界各地のストリートアーティストたちが、作品を通してウクライナに連帯している。
描かれているテーマは、ウクライナの人々の苦しみから戦争反対、そしてプーチン大統領への非難まで様々だ。
WOSKerski
アーティストのWOSKerskiさんは、ウクライナ国旗と同じ色の帽子を被った人物をロンドンに描いた。
WOSKerskiさんは「金銭的支援のほかには、これくらいしかできなかった」とハフポストUS版に語る。
「私はアーティストとして、人々に影響を与える声を持っています。そして不正義に反対し、助けを必要としている人々をサポートする道徳的責任があると感じています」
「絵をネットに投稿しても意味がないのかもしれません。だけどもしかしたら、この絵が誰かを救うかもしれない、救ってほしいと願っています」
Jenks
イギリス・ウェールズの町ラネリ出身のJenksさんは、「ウクライナのための祈り」を描いた。
Jenksさんは「ウクライナ人はおそらくラネリという地名を聞いたことはないだろう」としつつ、遠い場所にいる人もウクライナのことを考えていると知ってほしいと語る。
「苦しい時間を過ごしているウクライナの人たちに、何千キロも離れた場所で描かれた絵を見てもらい、自分達は1人じゃない、人々は味方なんだと知ってもらえたらと思います」
Seth Globepainter
Seth Globepainterさんは、ウクライナのドンバス地方で出会った子どもたちの、苦難からの回復力に感銘を受けた。その力にインスピレーションを得て、ウクライナの旗を持つ少女の壁画をパリに描いた。
Globepainterさんによると、絵はロシアの侵攻に直面しているウクライナの人たちの勇気を象徴してる。
「私は普段、今起きている出来事に対する自分の考えを表現しません。しかし、『私たちはあなたたちのことを考えています』と伝えることが、この劇的な状況を生きているウクライナの人たちにとって重要なのではないかと感じたのです」
LA Hope Dealer
LA Hope Dealerの名前で知られるコーリー・マティーさんとタトゥーアーティストのジュリアノ・トリンダデさんは、鳩がプーチンの頭を運ぶ絵をロサンゼルスで描いた。
マティーさんは「今ウクライナで起きていることは、単にウクライナだけの問題ではありません」と話す。
「この問題は、私たちがともに悪に立ち向かい、正しいもののために戦うべきだということを示しています」
Plastic Jesus
ロサンゼルスを拠点に活動するPlastic Jesusさんは「クソくらえプーチン」ステッカーを5000枚作って、世界中のファンに配布している。
他にも、多くのアーティストが作品でウクライナに連帯している。世界各地のストリートアートを見てみよう。
My Dog Sighs(イギリス、カーディフ)
PappasParlor(スウェーデン、ムータラ)
John D’oh(イギリス、クリーブドン)
Plan B(フィンランド、ヘルシンキ)
Francois Got Buffed (イギリス、ベルファスト)
Tšupukka (フィンランド、ヘルシンキ)
Arte Vilu (ドイツ、ベルリン)
Harry Greb (イタリア、ローマ)
Laika(イタリア、ローマ)
John D’oh (イギリス、ブリストル)
PappasParlor (スウェーデン、ムータラ)
Eme Freethinker (ドイツ、ベルリン)
Justus Becker(ドイツ、フランクフルト)
Pegasus(イギリス、ロンドン)
Sef(アメリカ、カリフォルニア)
The Rebel Bear(スコットランド、グラスゴー)
PappasParlor(スウェーデン、ムータラ)
Tutu(インドネシア、ジャカルタ)
_MaRie_(フランス、コルマール)
KELU ABSTRACT (フランス、リール)
作者不明(ポーランド、クラクフ)
Bruho(カナダ、トロント)
Grego(フランス、パリ)
Emy (フランス、パリ)
Andrea Villa(イタリア、トリノ)
(アイルランド、ダブリン)
Stom500
(ギリシャ、アテネ)
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
Source: HuffPost