02.09
佐渡金山の世界遺産推薦に韓国が抗議運動「国内にある日本の桜を伐採する」
韓国社会ではすでに抗議運動が起きている。北東アジア生物多様性研究所が「王桜プロジェクト2050」という社団法人を設立。目的は、2050年までに韓国国内に植えられている日本のソメイヨシノを伐採し、済州島に自生する「王桜」という品種の桜に植え替えるというものだ。
元朝日新聞ソウル特派員でジャーナリストの前川惠司氏が解説する。
「韓国国内ではこれまでも日韓関係が悪化すると“日本式の石灯籠だから撤去しろ”といった日本色を追放する運動が起きてきました。桜を見るという習慣は日本の植民地下で持ち込まれたと一部から否定的に捉えられていたので、以前から小規模ながら植え替えの運動はありましたが、今回それがエスカレートする形になりそうです」
桜について日韓両国の間には浅からぬ由縁がある。100年以上にわたり韓国は日本のソメイヨシノについて「韓国起源説」を提唱していたが、2018年9月に遺伝子解析により否定されている。
「この件で韓国側は恥をかく形になったのですが、むしろ“それなら堂々と伐採できる”と今回の運動の追い風になっていくでしょう」(同前)
はたして今回の運動はどこまで拡大するか。
「カギを握るのは3月の大統領選でしょう。現在は与野党候補が接戦を繰り広げていますが、以前から対日強硬論で知られる与党候補の李在明氏が大統領となれば運動がさらに熱を帯びる可能性もあります」(同前)
日韓の間に満開の桜が咲く日はまだ先か。
※週刊ポスト2022年2月18・25日号
https://news.yahoo.co.jp/articles/777ccc7e63f5ac99e298f4041480679408da372b
Source:脱亜論
佐渡金山の世界遺産推薦に韓国が抗議運動「国内にある日本の桜を伐採する」