2022
01.19

【韓国】「K-妖怪をご存知ですか?」~英雄よりも魅力的な悪党

国際ニュースまとめ

1: ハニィみるく(17歳) ★ 2022/01/18(火) 12:21:46.21 ID:CAP_USER
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▲ 古典小説『黄将軍伝(ファンヂャングンヂョン)』に登場する『隱修者(ウンスヂャ)』の妖怪を描いたイラスト。銀杏の木(ウンヘンナム)が変身したこの妖怪は身長15mで目が4つ、6本の手で小刀を持って戦場を揺るがす。
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我々は常々『妖怪(ヨゴィ)の国』は日本であると思っている。『ゲゲゲの鬼太郎(ケゲゲウィ キタロ)』、『ポケットモンスター(ポケッモンスト)』から『妖怪ウォッチ(ヨゴィウィチ)』まで、数々の妖怪が登場するアニメーションは日本産である。それでは韓国に妖怪はあまりいなかったのだろうか?

「決してそんなことはない」と、韓国古典小説の研究者であるイ・フナム博士が話した。「これまでに古典小説77作品から、158種類の妖怪を見つけました」。 彼女は新刊の『妖妄で不届きな者たち(ヌルワ)』で、これらの中から約20種類を紹介した。今まであまりなかった『韓国妖怪列伝』となる。

本はまさに多彩な妖怪の饗宴である。人を騙して変身するキツネやサル、トラの妖怪がいたり、空を飛び回って美人を拉致する金豚の妖怪、6本の腕で小刀を振り回す身長15mの銀杏の妖怪、水中から毒を噴く毛玉の妖怪もいる。

日本の妖怪が善悪の概念がない存在であるのに対し、『K-妖怪』は明らかな悪の化身である。「ですが、単なる邪悪な中身のない存在ではありませんでした。当時の人々の欲望と想像力が表現された対象だからです。結局は人間の姿が反映されたものです」。

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▲ イ・フナム博士。

妖怪は儒教の理念の中、普通の人が思いもしない行動を存分に繰り広げる。猪妖怪の『サンジョ』は目につく物はなにもかも食べ、士大夫(サデブ)の女性に化けた『九尾狐(クミホ)』は醜い本妻を追い払い、あらゆる男たちを誘惑する。人肉で飲食(食べもの)を作る女丈夫(ヨジャンブ=女傑)の妖怪『オルチュルビチェ』は、かんしゃく起きると夫と義弟をデタラメに殴る。まだ当時は不可能だった整形手術の夢を叶えるため、飲むと外見が変わる改容丹(ケヨンダン)という薬を使う妖怪もいる。

欲望のレベルがさらに高まると、金銭や権力などの欲求に進む。狐道士『シンミョラン』は興信所を立ち上げて財物を集め、月の国の3妖怪は国政に参加して要職を務めたり、『チョクリョン(レッドドラゴン)』は人々から祭祀を受けて崇拝されることを願う。

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▲ 『イスムンヂョン(李秀文伝?)に登場する金豚。飛び回って美人を拉致し、巣窟に監禁する。

イ博士は、「韓国の妖怪には致命的な短所がある」と話した。「人間と距離を置いて巣窟に引きこもるため、“劣った社会性” と “共感能力の不足” を乗り越えられないのです」。だがしかし、たまには家父長制に反発して嫉妬心を隠さないなど、むしろ人間よりも人間的な面を見せたりする。主人公がなかなか社会規範の枠組みから脱しないため、妖怪は『ヒーローよりも魅力的なVillain(悪党・悪役)になるケースが多いのである。

(以下略)

ソース:NAVER/朝鮮日報(韓国語)
https://news.naver.com/main/read.naver?mode=LSD&mid=sec&sid1=103&oid=023&aid=0003666926


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Source:脱亜論
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