01.13
フィリピン:新型コロナ感染者数 300万人を超える
過去の感染者数を見ると感染者数50万台人に達したのはちょうど1年前の2021年1月17日であった。
その後100万人台が4月26日、200万人台が9月1日、年が明けた2022年1月11日が300万人台となり、この1年で6倍の感染者を出し数々の防疫措置に関わらず収束へ向かう気配はない。
特に300万人台を突破した1月11日は、3万人以上の感染者を3日連続で記録し、同日は過去最多の3万3169人を記録し、死者累計は5万2512人となった。
このように今年に入って爆発的に感染は増えているが、政府の認識は鈍く対策も遅れがちで、これは落ち込んだ国内経済を浮揚させたいためで、多少の犠牲は仕方がないと見ているのではと批判が高まっている。
新型コロナに対する切り札とされるワクチン接種状況だが、フィリピンの接種完了者は48.08%と半分にも満たず、この数字は一時は感染者数で数を競ったインドネシアの42.46%よりは良いが、ワクチン接種が進んでいないことを如実に表している。
このため、ドゥテルテ大統領は『ワクチン接種をしない者は捕まえて監獄に入れる』と怒る始末だが、政府関係者も含めて真に受ける者は誰もいない。
台風オデットで被害の出たヴィサヤ地方では被災後に感染が拡大していることが顕著で、セブ市や隣接するマンダウエ市などでは防疫措置を強化、引き上げることを決定した。
フィリピンのコロナ感染で特徴的なのは死者数が多いことで、1月12日現在、感染者約305万人に対して死者5万2654人、日本は約180万人の感染者に対して1万8424人で、フィリピンの医療体制の不備及び医療措置を受けられず手遅れになる貧困層が多いことを表している。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news01&config=&command=body&no=539
Source:DIGIMA NEWS
フィリピン:新型コロナ感染者数 300万人を超える