12.24
【韓国】治療受けられず死亡1カ月間で52人…韓国政府「病床6944床増やす」
中央災害安全対策本部のクォン・ドクチョル第1次長は22日の会見で「来年1月末まで重症患者向け病床1578床をはじめ6944床を追加で拡充する。1日1万人の感染者が繰り返される状況に耐えられる(医療対応)規模」と明らかにした。
韓国政府はまず、重症患者病床確保に必要な追加病床動員行政命令を出す方針だ。対象は上級総合病院と国立大学病院だ。これを通じてまず重症414床・準重症208床の622床を確保する。国立中央医療院、ソウル医療院、報勲病院など一部公共病院も既存の病床を空けて重症病床9床、準重症病床490床を新たに確保する計画だ。
拠点専従病院が追加指定されれば重症患者関連病床は600床が増えることになる。政府は来年1月末までに中等症病床も5366床増やす方針だ。この日発表された追加病床拡充計画には特殊病床確保計画も盛り込まれた。感染症専従療養病院は650床、感染症専従精神病院は100床ずつそれぞれ拡充することになる。政府は不足した医療陣も支援する計画だ。医師104人、看護士1107人規模だ。
韓国政府の病床拡充措置で新型コロナウイルス以外の一般患者の医療対応に空白が生じかねない。国立大学病院の場合、重症患者室の40%前後を新型コロナウイルス診療に投じることになるためだ。また、公共病院がこれまで社会的弱階層に提供した医療サービスも減るのではないのかと懸念が出ている。
韓国政府はこの日新型コロナウイルス重症患者室不足解消に向け、感染または症状発現後20日が過ぎた患者の強制転院カードも切った。転院を拒否すれば治療費法定本人負担金を払わせ、100万ウォン以下の過怠金を課す。だが現場では「こうした患者が行く病室がないのに強制命令を下してどうするのか」と反発している。政府措置の必要性は認めるが現実を無視した措置ということだ。
先月30日に新型コロナウイルスの症状が現れ始めた60代の男性の場合、今月11日に首都圏の大学病院新型コロナウイルス重症患者室に入院し、20日に中央事故収拾本部の長期在院者転院命令書を受けた。この患者は新型コロナウイルス隔離対象から解除されたが人工呼吸器治療を受けており、一部臓器機能が衰え一般重症患者室に移さなければならない状況だ。ところがこの病院の一般重症患者室は空いていない。中央事故収拾本部が提案した病院11カ所も都合がつかず転院を拒否した。
ソウル峨山(アサン)病院のホン・サンボム重症患者室長は「新型コロナウイルス重症患者室53床の患者のうち毎日基準の20日となる患者が出ている。だがわれわれの病院には行くところがない。一般重症患者室も待機者が並んでいる」と話した。彼は「中央事故収拾本部が教えた病院に連絡しても空いた病室があるところがない。システムを備えずに(転院命令適用を)発表したようだ」と話した。
https://japanese.joins.com/JArticle/285947?servcode=400§code=400
Source:脱亜論
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