2025
12.03

タイ政府、国内映画制作支援の新インセンティブを承認

国際ニュースまとめ

対象経費の最大30%を還元、年間46億バーツの経済効果を見込む

タイ政府は、国内映画制作を支援する新たなインセンティブパッケージを承認しました。文化相サビーダー・タイセード氏が発表したもので、対象となる制作費に対し最大30%の優遇措置を提供し、年間少なくとも46億バーツ規模の経済効果が期待されています。2025年12月3日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

★こんな記事も読まれています★
森崎ウィン・向井康二 W主演映画『(LOVE SONG)』大ヒット御礼舞台挨拶 オフィシャルレポート

今回の制度では、1プロジェクトにつき1,500万バーツ以上を投資するタイの映画プロデューサーに対し、まず15%の基本支援が付与されます。対象となる経費は、プリプロダクション、撮影、ポストプロダクションに関わる費用で、マーケティングおよび宣伝費は除外されます。適用対象は映画、シリーズ、ドラマ、アニメーション、ミュージックビデオなど、権利者または正式に委託された制作会社による作品です。

さらに、次の条件に応じて最大15%の追加支援が受けられ、合計で最大30%が適用されます。
・政府が定めるテーマに合致した内容
・制作費4,000万バーツ以上の作品
・ASEAN域外を含む4カ国以上での上映または配信による国際展開

文化省は今後、予算局、財務省、関連機関と連携し、詳細な審査基準や運用ルールを詰める方針です。今回の施策により、タイ映画の国際競争力向上、新規投資の促進、クリエイティブ業界の雇用維持につながると期待されています。

The post タイ政府、国内映画制作支援の新インセンティブを承認 first appeared on タイランドハイパーリンクス:Thai Hyper.
Source: タイランドハイパーリンクス