12.01
近年急増中の「シル活」って? 撮影のコツは「私の生活に遊びに来ている感」
Xに投稿された、シルバニアファミリーの写真が静かな反響を呼んでいます。
投稿したのは、「いぬさん」(@metallicinusan)さん。
写っているのは、ミントグリーン色の服を着たハムスターの赤ちゃんの人形。差し出された指先を前に、わずかに距離を置くような3コマの写真に「うっ!可愛すぎる!」「ウサギだけじゃなくハムスターの赤ちゃんもあるんだ」と話題となりました。
いぬさんが楽しんでいるのは「シル活」と呼ばれるもので、シルバニアファミリーを集めたり、一緒に撮影したり、衣装や小物を手作りして世界観を楽しむこと。「シルバニアファミリー活動」の略で、SNSを中心に大人の愛好者が急増しています。
いぬさんがシル活を始めたきっかけは、ある投稿者の1枚の写真でした。ミニチュアの部屋でくつろぐシルバニアの写真に、まるで本人が話しているかのようなコメントが添えられており、「命が宿っているようで可愛すぎた」と振り返ります。
撮影で大切にしているのは、「自分の生活に遊びに来ている感」だと言います。別界隈の“推し活”と重ねてミニチュアのペンライトを持たせたり、シルバニア村にはなさそうな日常の小物と並べて撮影したりと、現実世界とのゆるい交差を楽しんでいるそうです。
最後に、いぬさんにとってシルバニアファミリーの存在とは?
「“恩人”のような存在です。人と関わることが苦手だったのですが、シル活を通してSNSでも実生活でも仲間ができて、人に対する苦手意識が少しずつ薄れました。家にこもりがちだった自分が、写真を撮るためだけに外へ出るようになったことにも驚いています」
1985年に発売され、今年40年目を迎えたシルバニアファミリー。小さな人形たちがつなぐのは懐かしさだけでなく、人との新しいつながりや、ささやかな日常の喜びそのものなのかもしれません。
【画像】いぬさんのシル活の様子
Source: HuffPost




