2025
12.01
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タイ南部の洪水で海洋生物への影響懸念、副首相が環境省に緊急調査を指示
カワゴンドウ(またはイラワジイルカ) ©Stefan Brending Wikipedia
タイ南部で続く深刻な洪水を受け、スチャート・チョムクリン副首相兼天然資源・環境相は、海洋・沿岸資源局(DMCR)に対し、環境への影響を早急に調査するよう指示しました。沿岸生態系や海洋生物への悪影響が懸念されています。2025年11月30日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
海洋・沿岸資源局のピンサック局長は、職員に対しソンクラー湖の水質監視を強化するよう命じています。特にカワゴンドウ(イラワジイルカ)が生息する区域を重点的に調査しており、無人航空機(ドローン)を使った上部エリアの観測では、通常最大約2.8メートルの水深がさらに2〜3メートル上昇し、現在は4〜6メートルの水深に達していることが確認されました。この増水により、カワゴンドウの行動範囲が広がっているとしています。
一方で、急激な増水によって、普段は浅瀬となっているコーヤイ南側へイルカが移動し、座礁の危険性が高まるおそれも指摘されています。海洋・沿岸資源局は、イルカの目撃が多いエリアや新たに冠水した地域を中心に、現地チームを配置して監視を続けています。水質や水深の測定も継続し、リスクの早期把握を目指しています。
海洋・沿岸資源局は、状況が安定するまで海洋資源の保護と被災地域の支援活動を継続するとしています。
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Source: タイランドハイパーリンクス

