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「F1 Thailand Grand Prix 2028」がバンコク・チャトチャックで開催案、市街地レースを検討
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タイが2028年のフォーミュラ1(F1)開催を視野に、バンコク・チャトチャック地区を会場とする市街地レース案を検討しています。スポーツ庁(SAT)は2025年11月25日より、国民向けのアンケートを実施しており、事業の妥当性や影響を評価するため、広く意見を集めています。
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タイ内閣、F1誘致計画を原則承認~2028年から5年間開催目指す
計画では、大会名を「F1 Thailand Grand Prix 2028」とし、2028年から2032年までの5年間、毎年3日間(金〜日)で開催する想定です。時期については、3月または9月のいずれかが候補となっています。
チャトチャック周辺に全長5.732kmの市街地コース案
候補地はバンコク北部のチャトチャック地区で、全長5.732キロ、時計回りの市街地型コースが示されています。コースは次の8つの主要エリアを囲む形となります。
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クルンテープ・アピワット中央駅(旧バンスー中央駅)
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バンコク北バスターミナル(チャトチャック)
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チャトチャック・ウィークエンドマーケット
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クイーンシリキット公園
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チャトチャック公園
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ワチラベンチャタス公園(ロットファイ公園)
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PTT本社周辺
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タイ国鉄の鉄道職員宿舎エリア
観光地や交通拠点が集中する地域であり、大会開催時には10万人規模の観客を見込んでいます。
タイがF1を誘致する目的
スポーツ庁によりますと、F1開催には次のような効果を期待しています。
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国内経済の活性化と新たな収益創出
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世界的スポーツイベントの開催地としての地位向上
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観光促進とタイのイメージ向上
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モータースポーツ分野の人材育成
政府は、世界クラスのイベントを誘致し、経済と観光を強化する政策を進めています。
交通規制や公園の一部閉鎖など、影響も想定
アンケートで示された計画案では、開催に伴う影響についても説明されています。
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コース整備に約1〜2年、開催準備に約1か月を予定
→ カムペンペット2〜6通り、パホンヨーティン通り、テープダムリ通りなどで通行規制が発生する可能性があります。 -
3つの公園の一部エリアが工事期間中に利用できなくなる見込み
(チャトチャック公園、クイーンシリキット公園、ロットファイ公園) -
バス停の移設や一部バス路線の変更が必要となる可能性
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チャトチャック市場はレース開催日も通常営業
→ ただし工事期間中は一部で不便が生じる可能性があります。
現在は、市民の意見を踏まえた実現可能性の調査が進められている段階です。
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Source: タイランドハイパーリンクス

