判決日に姿見せず JKN前CEOアン氏に逮捕状

2025
11.27

バンコクの南バンコク地方裁判所で2025年11月25日、JKNグローバル・グループの社債投資をめぐる詐欺事件の判決が予定されていました。しかし、被告の一人であるアン＝ジャカポン・ジャクラジュタティップ氏が出廷せず、裁判所は同氏に対する逮捕状を発付しました。各報道が伝えています。

この事件は、原告が同社およびアン氏を相手取り、2023年7月下旬から8月上旬にかけて社債購入を勧誘された際、会社の財務状況を十分に説明されないまま3,000万バーツを支払ったとして提訴したものです。原告側は、支払い期日に返済能力がないことを被告側が把握していたと主張しています。

裁判所は訴えに一定の根拠があるとして審理を進め、アン氏には保釈が認められていました。また、被告不在のまま進行できる手続きも裁判所が許可していました。

しかし判決期日当日、アン氏は連絡なく欠席。裁判所は意図的な逃避と見なし、次の措置を決定しました。

・被告アン氏に対する逮捕状の発付
・保証人への保釈金全額の制裁金処分

指定期日までに被告を出廷させられなかったとして、保証契約が不履行と判断されました。

次の判決期日は 12月26日午前9時30分に改めて設定されています。