11.22
違法輸入された「鶏の足」ネットワークを捜査

タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年11月21日、違法に輸入された動物の部位を扱う組織の全容解明に向け、ノンタブリー県内の企業2カ所を家宅捜索しました。捜査は、経済犯罪が家畜局と協力して実施したものです。
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今回の捜索は、ノンタブリー県のサオトーンヒン地区にあるオフィスと、ピモンラート地区にある冷凍保管倉庫を対象に行われました。いずれも、違法な動物部位の輸入に関与している疑いがある拠点とみられています。
この捜査の背景には、2025年9月初旬にバンコク港で押収された冷凍鶏の足23万キロ(230トン)の事件があります。当時、警察と家畜局・税関が共同でコンテナを検査し、規制対象の動物性食品が大量に不正輸入されていたことが発覚。すでに関連企業「Rung Ruang Frozen Co., Ltd.」と関係者らが送検されています。
その後の調べで、同社幹部で容疑者のひとりである男が、さらに4社の法人と結びついていたことが判明。また、2024年に特別捜査局(DSI)が摘発した“違法鶏の足・豚肉輸入事件”の首謀者グループと手口が酷似しており、背後で同じ資金源が動いていた可能性が高いとみられています。

今回の家宅捜索では、違法商品の発見には至りませんでしたが、事件解明につながるとみられる100点以上の関連書類を押収。警察はこれらを分析し、組織全体の構造や関係者の特定を進める方針です。
捜査は警察中央捜査局長の指揮のもと、経済犯罪捜査部門が家畜局と連携して進めており、関係者全員の立件に向けて証拠収集を続けるとしています。
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Source: タイランドハイパーリンクス

