シンガポールで指名手配する“重要対象34名”のうちの1人の容疑者を逮捕、タイ人妻宅に潜伏か

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タイ警察中央捜査局（CIB）とオンライン詐欺対策センター（ACSC）、並びにサイバー犯罪対策部門は2025年11月19日、シンガポール警察が「重要対象34名」の一人として指名手配していた外国人男を、タイ東北部・コンケーン県内の住宅で逮捕したと発表しました。容疑者は国際手配（インターポール赤手配）の対象で、タイでは「在留許可期限切れ」による違反容疑が適用されています。

捜査当局によりますと、シンガポール警察から協力要請を受け、国際的な詐欺組織に関与していたとされる容疑者の行方を追っていました。容疑者はカンボジア・プノンペンに拠点を置くコールセンター詐欺グループに所属し、金融関連の管理担当として活動していたとみられています。同組織は、シンガポール国民に対し「公的機関を名乗る脅迫電話」を用いて金銭を振り込ませる手口で知られており、容疑者自身も月額約12万バーツ相当の報酬を受け取っていたと供述しているとのことです。

容疑者はタイ人女性と結婚しており、潜伏先はその妻の実家とみられています。捜査班は所在情報を突き止めた後、裁判所から令状を取得し、コンケーン県内の住宅を捜索。現場で容疑者を確保しました。

取り調べにおいて容疑者は、詐欺組織で働いていた事実を認めています。タイ当局は容疑者を入管警察へ引き渡し、「在留期限切れ」の罪で法的手続きを進めるほか、シンガポール側へ送還する準備を行うとしています。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス