11.17
セブン‐イレブンと中国電力が、水力発電および太陽光発電によるオフサイトコーポレートPPAに関する契約を締結
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(以下:セブン‐イレブン)と中国電力株式会社(以下:中国電力)は、水力発電および太陽光発電によるオフサイトコーポレートPPA※1に関する契約を締結した。
11月1日から「追加性を有するグリーン電力※2」(以下:グリーン電力)の供給を開始している。水力発電によるオフサイトコーポレートPPAは、セブン‐イレブンおよび中国電力として、初の取り組みとなる。
※1 電力需要施設と離れた場所に太陽光発電設備を設置し、小売電気事業者が電力系統を経由して、太陽光発電設備で発電した再エネ電気を特定の需要家へ長期にわたって供給する電力購入契約。
※2 既存の再エネ発電設備の利用ではなく、太陽光発電設備の新設など、再エネの導入量を拡大する効果があるもの。
【セブン‐イレブンへの供給イメージ】中国電力が、中国エリアにおけるセブン‐イレブン専用の小水力発電設備※3 および太陽光発電設備※4 で発電した電気と環境価値を、中国エリアのセブン‐イレブン店舗に対し、グリーン電力として供給する仕組み。広島県・山口県を中心に、対象店舗を順次拡大していく予定だ。太陽光発電に水力発電を組み合わせることで、昼夜、年間を通じて安定したグリーン電力の供給が可能となる。
※3 イームル工業株式会社が所有し、全面改修する。
※4 ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社および株式会社足立本店が新たに開発する
【永金発電所 全体図】本PPAにおける小水力発電設備は、広島県庄原市にある、運転開始から55年以上経過した永金(えいかね)発電所(発電出力:140kW)だ。2018年の西日本豪雨被災により運転停止中のところを全面改修し、2027年3月に、セブン‐イレブン専用の小水力発電設備として発電を開始する。
太陽光発電設備は、今後も中国エリアで順次開発を進め、合計約2.1万kWを発電する予定だ。
【発電開始した太陽光発電設備(一部)】セブン‐イレブンは、脱炭素社会の実現を目指し、セブン&アイグループ全体のCO2排出量削減目標に基づき、さまざまな取り組みを進めている。2030年には店舗運営に伴うCO2排出量を2013年度比で50%削減することを目指している。その取り組みの一環として、省エネ設備の導入や、店舗への太陽光パネルの設置を推進。本PPAにより、年間で約1万トンのCO2排出量の削減が見込まれる。
中国電力グループは、エネルギー供給を通じた脱炭素社会の実現と、カーボンニュートラルへの挑戦を通じた地域の発展に向け、サービスの開発・向上により一層取り組んでいくと表明。再生可能エネルギーの活用を目指すニーズに、幅広く応えていきたい考えだ。
両社は、今後もカーボンニュートラルに資する取り組みにおいて、積極的に連携していくという。
Source: HuffPost




