2025
11.14
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天皇陛下のネクタイ、あの大事な式典でも使われたものだった。どんな意味?
第44回全国豊かな海づくり大会で、海上をパレードする漁船に手を振られる天皇、皇后両陛下=2025年11月9日、三重県南伊勢町の宿田曽漁港[代表撮影]宮内庁が公式SNSを更新し、天皇皇后両陛下が11月9日に三重県をご訪問された様子を紹介しました。
投稿には、水色のスーツを着用した皇后陛下と、スーツに青いネクタイをした天皇陛下が、全国豊かな海づくり大会情報などに参加される様子を捉えた写真が10枚添えられています。
注目したいのは、天皇陛下のネクタイ。特徴のある柄が印象的です。
三重県立水産高校の実習船「しろちどり」を見学し、釣りざおを手に取り笑顔を見せられる天皇陛下と皇后さま=9日、同県南伊勢町の宿田曽漁港[代表撮影] 2025年11月09日撮影大切な意味が込められたネクタイ
実はこのネクタイ、沖縄の伝統工芸「八重山ミンサー」という織物製品を手掛けるあざみ屋でつくられたものです。
「八重山ミンサー」は木綿の平織りの織物ですが、最大の特徴は、五つと四つの絣(かすり)模様に「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く」という想いが込められていることです。
石垣の「八重山ミンサー」天皇陛下はこれまで、「沖縄復帰50周年記念式典」や「第10回太平洋・島サミット」、「モンゴル訪問」などで、あざみ屋の「八重山みんさー織」ネクタイを着用。
さらに、色も青だけでなくイエロー系のものなど、複数本を使い分けているようです。
あざみ屋の担当者によると、同社は1977年から八重山ミンサーのネクタイを製造しはじめ、今回天皇陛下が着けられたものは、1995年~2000年頃の製品とのこと。
「かなり前にお求めいただいたネクタイを、長い間大切にご愛用くださっていることを大変光栄に思いますし、誇らしくも感じ拝見する度に胸が熱くなります」
と話します。
なお、陛下が着用されたものと似たデザインのネクタイは、あざみ屋のオンラインショップで購入が可能。天皇陛下着用のデザインも、復刻版を検討中だそうです。チェックしてみてね。
【画像】天皇陛下がこれまで着用した八重山ミンサーのネクタイの例
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Source: HuffPost




