バンコク・ラプラオで私立学校が相次ぎ廃校へ、児童の減少も

2025
11.05

バンコク・ラプラオ地区で、長い歴史を持つ私立学校2校が、2026年度（仏暦2569年）から相次いで廃校となることが分かりました。各報道が伝えています。

まず「Udomsuksa Ladprao School」は、保護者に向けた通知文により、来年度からの学校運営を終了すると発表。創立から50年以上続いた学校で、公式に廃校が決まった形です。

さらに「Thanompit Witthaya School」も廃校を決定。経営許可者が逝去し、私立学校法に基づく事業の継承ができないことが理由とされ、同校も2026年度から授業を行いません。保護者向けの説明会が10月に実施され、近隣校への転校支援が行われる予定です。

いずれも半世紀以上にわたり地域で教育を提供してきた学校でしたが、児童数の減少や教育環境の変化が指摘され、SNS上では「ラプラオの学校が次々に消えていく」といった声も見られます。

地域のランドマーク的存在だった私立校が2校続けて姿を消すことになり、保護者や卒業生の間でも惜しむ声が広がっています。