2025
11.02
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チェンマイ、黒塗りの花飾りを白に再塗装~王太后陛下の喪に配慮しつつ市民の声を反映


北部タイ・チェンマイでは、ナワラット橋西側の中央分離帯に設置された花のオブジェが、黒塗りへの批判を受けて白一色のデザインに変更されました。歩道の縁石も白と黒のストライプに塗り替えられ、全体が落ち着いた哀悼の雰囲気に統一されています。
この花飾りは、11月4日から6日にかけて行われるイーペン祭(ロイクラトンと同時期の灯籠祭)を前に設置されたもので、当初はカラフルな装飾でした。しかし、シリキット王太后陛下の崩御を受けて、10月下旬に黒く塗り替えられた際、「街が暗く見える」「芸術性が失われた」といった批判の声が相次ぎました。SNS上でも「創造性のない装飾」「魂の抜けた芸術作品だ」といった意見が広がり、議論を呼びました。
こうした反応を受け、関係当局は10月28日の朝に黒塗りの装飾をすべて撤去。その後、白を基調とした新しい花飾りを同じ場所に再設置しました。中央には、白地に金文字で「王太后陛下への哀悼」を表す看板も掲げられています。
地元メディアの調べによりますと、多くの市民が「白のほうが落ち着いて美しい」「哀悼の雰囲気にふさわしい」と好意的に受け止めており、「黒よりもはるかに良い」と評価する声が大半を占めています。
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Source: タイランドハイパーリンクス

