2025
11.02

タイ全土で「ロイクラトン祭り2025」開催、光と伝統が水面を彩る

国際ニュースまとめ

タイの各地で、光と水の祭典「ロイクラトン祭り2025」が開催されています。スコータイやアユタヤ、バンコク、南部スラタニーなど、国中の河川や池が無数の灯籠で照らされ、訪れる人々を幻想的な光景で包み込んでいます。

ロイクラトンは、満月の夜に感謝と祈りを込めて「クラトン」と呼ばれる灯籠を水に流す伝統行事です。2025年も各地で特色ある催しが行われています。

スコータイ歴史公園では「スコータイ・ロイクラトン&キャンドルフェスティバル」が11月5日まで開催され、毎晩21時21分にシリキット王太后を追悼するキャンドル点灯式が行われています。花火は伝統的なスコータイ様式に限定され、美人コンテストは中止となっています。

サラブリー県バーンモー郡では、タラン地区のチャロームプラキアット公園で幻想的なクラトン流しが行われ、地元料理やマーケットも楽しむことができます。ノンタブリー県ワット・プラングルアンでは、古くから伝わるロイクラトンの儀式が再現され、地域の文化に触れることができます。

ナコンラチャシーマー(コラート)では、セントラル前広場で11月9日まで「ロイクラトン・バイ・セントラル・コラート」が開催され、色鮮やかなクラトンやカルチャーショー、地元グルメが家族連れでにぎわっています。

ターク県では、ピン川を流れる数百のココナッツ殻クラトンが輝く「ロイクラトンサーイ祭り」が開催中で、訪れた人々は“光の川”に魅了されています。アユタヤ歴史公園のワット・プララームでも、シリキット王太后をしのぶキャンドルセレモニーが行われています。

ピッサヌローク県では、ワット・プラシーラタナマハータートやチョムナン公園でクラトン流しや文化公演が行われ、地域全体が祝祭ムードに包まれています。バンコクでは、ワット・ポーやワット・アルン、アイコンサイアムなど9か所の船着場で「バンコク・リバーフェスティバル2025」が開催され、チャオプラヤー川沿いが華やかに輝いています。

さらに、ローイエット県のブンプランチャイ湖やサムットソンクラーム県アンパワーでは、環境に配慮したバナナ幹のクラトン流しが行われ、持続可能な伝統文化として注目を集めています。ランパーンやスラタニーでも地域色豊かな祭りが予定されており、11月初旬のタイはまさに「光の季節」となっています。

祈りと伝統が融合するロイクラトンの灯が、今年もタイ全土を静かに、そして美しく照らしています。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス