米・バージニア州アレクサンドリアで、ハロウィーンの仮装をした3人組が住宅の玄関のドアを叩き、侵入を試みる様子が防犯カメラに捉えられ、話題となりました。警察は当初「強盗未遂」として捜査を開始しましたが、後にこの3人が「被害者の親族によるドッキリ」だったことが判明しました。

FOX 5 DCによると、3人はマスクとジャンプスーツ姿で玄関のドアを叩き、「ドアを開けろ」「また戻ってくるぞ」と脅すような発言を繰り返していたといいます。映像には笑い声も記録されていましたが、警察は「脅迫の内容は深刻で、決して冗談ではない」と強調。3人は裏庭のフェンスを乗り越え、門や屋外収納庫を破壊したことから、当初は強盗未遂事件として扱われました。

FOX 5 DCの続報によると、その後の捜査で、警察は「覆面の3人は被害者のいとこたちだった」と発表。その家の住人の親族である女性が「自分と2人の息子、甥で仕掛けたドッキリだった」と自白しました。　

署長のタリック・マグワイア氏はABC 7 Newsで「被害者は当時ドッキリとは知らず、家族の1人は銃を持って現場に駆けつけた。命に関わる危険な行為だった」と述べ、「この事件は道徳的な失敗だ」と強く非難しました。

事件の捜査には延べ100時間以上が費やされた模様。家族が起訴を望まなかったため、関係者の立件は見送られたとFox Newsは報じています。　

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