タイ大使館、タイ人に日本での不法滞在や不法就労を持ちかける詐欺に注意呼びかけ

2025
10.30

在東京タイ王国大使館は公式Facebookページで2025年10月30日、日本での難民申請や不法滞在、不法就労を持ちかける詐欺グループの存在について、在日および日本への渡航を検討しているタイ人に対し注意を呼びかけました。

大使館によると、詐欺グループは「日本で難民申請をすれば合法的に働ける」「すぐに在留資格が取れる」などと虚偽の情報を伝え、高額な手数料を要求したり、不法な就労をさせたりするケースが確認されています。

日本の法律では、不法滞在を助ける行為に対して懲役3年以下または罰金300万円以下（約70万バーツ）、不法就労を助ける行為に対して懲役1年以下または罰金200万円以下（約50万バーツ）の罰則が科される可能性があります。

詐欺被害や違法な勧誘に遭った場合は、速やかに以下の機関へ通報するよう呼びかけています。

・タイ警察中央捜査局人身取引取締部（ATP）
　電話：1191
　Eメール：atpdpolice@gmail.com

・タイ警察中央捜査局サイバー犯罪捜査課（TCSD）
　電話：02-504-4852
　Eメール：Ticac@hightechcrime.org

不法な手段による就労や滞在は重大な犯罪であり、本人や家族にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。大使館は「信頼できる情報源を確認し、違法な誘いには決して応じないように」と改めて警告しています。