国土交通省岩手河川国道事務所も同日、公式X（@iwate_thr_mlit）に河川敷を走り回る熊を捉えた“実際の映像”を複数公開。

翌24日午前10時現在、熊が見つかったという報道はない。

岩手河川国道事務所は23日、市中心部に現れたクマを捉えた映像を4つ公開。

午前9時25分現在の動画では、黒いツキノワグマが河川敷を勢いよく走る様子が記録されている。

また、午前9時45分現在の動画では、河川敷にいた熊がマンションに向かって跳ねるように走っていき、周囲にいた人たちが「熊いくよ！熊いく！熊いく！」と叫んでいる様子がわかる。

これらの投稿には、「ひいいいいいいいっ」「怖」「マジかよ！」といったコメントのほか、「朝から大騒ぎだった」と地元に住んでいるとみられる人の声も寄せられていた。

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ここ最近、各地で熊の出没が相次いでおり、環境省も10月17日、「国民の皆様は、地方自治体が発信するクマの出没情報などに十分注意を払ってください」という大臣談話を発表した。

同省によると、2025年度のクマによる人身被害者数は9月末時点で108人。被害が甚大だった一昨年と同水準となっているという。

万が一クマに遭遇した際は、「落ち着いて距離をとる」ことが重要だ。

至近距離の場合は、「両腕で顔面や頭部を覆い、すぐにうつ伏せになる」ことで、致命的なダメージを最小限にとどめられる可能性がある。

このほか、熊に遭遇しないために、鈴やラジオなど音が出るものや、適切なクマ撃退スプレーを携帯することも重要だ。