10.23
「グエー死んだンゴ」がん闘病のSNSユーザーの「最後の投稿」以降、国立がん研究センターへの「寄付」が増えている
がん患者であることを公表していたXユーザーが、生前に予約投稿したとみられる投稿が公開された日以降、国立がん研究センター基金への寄付金が増えています。
寄付金が増えたきっかけとみられるのは、このユーザーのアカウントで10月14日に公開された「グエー死んだンゴ」という投稿です。
このユーザーはがん患者であることをXのプロフィールに記載しており、手術や投薬で闘病する日々を発信していました。13日には、このユーザーの「友人」からの報告として、本人が12日夜に亡くなったとアカウントで伝えてられました。
朝日新聞によると、このユーザーは、希少がんの「類上皮肉腫」だったといいます。14日の「グエー死んだンゴ」という投稿は、生前に予約投稿されていたとみられます。
ピクシブ百科事典によると「グエー死んだンゴ」という言葉は、2010年代にインターネット掲示板「なんJ(なんでも実況J)」で生まれたとされるネットスラングです。命の危機を感じた時に発する断末魔として使われてきたといいます。
この投稿に対して「このニキに敬意を表してお香典包んだンゴ〜 成仏してクレメンス」などと追悼する声が相次ぎ、国立がん研究センターに寄付金を送付したという報告が多数みられます。
「成仏してクレメンス」も同じく「なんJ」で生まれたネットスラングです。
この件について、ハフポスト日本版は国立がん研究センターの広報に話を聞きました。
――10月14日以降、寄付金は以前と比べて増えていますか?
件数が増加していることは把握しておりますが、具体的な件数・金額につきましては、お答えを差し控えさせていただいております。
――寄付金の「寄付目的」の項目に変化は
多くの方からXのポストを見て、がん医療・がん研究の支援のため寄付をしたいとのコメントをいただいております。
併せて、医療従事者への応援や、がん克服への願いを込めたメッセージも多数いただいております。
◇◇◇
X上では、受付番号が書かれた、がん研究センターへの申し込み完了画面と思われるスクリーンショットを投稿する人や、受付番号がここ数日で1万以上増えたとする情報が確認できます。多数の寄付金が集まっている様子です。
【画像】「グエー死んだンゴ」
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Source: HuffPost




