2025
10.19

パンガン島とサムイ島で外国人土地取引を調査、不正関与の疑いで政府が本格捜査

国際ニュースまとめ

タイ南部スラタニ県知事は、同県のパンガン島とサムイ島で、外国人投資家が法の抜け道を利用して土地を取得している疑いがあるとして、関係機関が調査を進めていると明らかにしました。各報道が伝えています。

住民や事業者からは、一部の外国人観光客や経営者が不適切な行為や違法ビジネスを行っているとの苦情が寄せられており、県は緊急会議を開催。知事によると、現在2つの特別捜査チームが設置され、調査が進行中です。

1つ目のチームは、外国人の入国や就労状況の合法性を確認し、違反があれば即座に法的措置を取ります。もう1つは、土地の所有、建設、事業運営に外国人が関与していないかを重点的に調査しています。

知事は、一部の外国人が観光ビザで入国後、タイ人名義を使って違法に事業を行っているケースがあると説明。そのような行為は地域経済に損害を与え、観光イメージを傷つけると指摘しました。

さらに、パンガン島のムー3地区では、リゾート付近で少なくとも20棟から成る高級ヴィラの建設が進められており、調査が行われています。2016年の時点では違反は確認されませんでしたが、最近の再調査で5棟以上が国有林内に建設されている可能性が判明。関係当局は境界線の確認作業を進めています。

ヴィラの向かい側では、広範囲にわたる土地の造成と石の防壁が確認され、さらなる開発準備が進んでいるとみられます。地元住民の一部は、外国資本による大規模開発が地域社会に影響を与えることを懸念しています。

知事は「ほとんどの外国人観光客は法を守っており歓迎しているが、違法行為が確認された場合は厳正に対処する」と述べ、関係機関に迅速な対応を求めました。

 

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Source: タイランドハイパーリンクス