2025
10.16

『㕝』⇦なんて読む?人気漫画家の問いにリプ殺到「『猫東』はみなさまのあたたかさでできている」

国際ニュースまとめ

週刊モーニングで『猫奥』を連載中の漫画家・山村東(@chyousinca)さんが10月9日、「どなたかこの漢字の読みをご存知の方はいらっしゃいませんか」と投稿した写真が話題を呼んでいます。

写真には、江戸後期の随筆家・鈴木牧之が雪国の生活や風俗を描いた名著『北越雪譜』二編 巻三の「雪霜」という章の一節が写っています。

「毎年一丈以上の雪中に冬をなせども寒気は江戸にさまでかはる㕝なしと、江戸に寒中せし人いへり」とあります。

㕝、とは?現代ではなじみのない漢字です。

この投稿は瞬く間に拡散。ほどなくして複数のユーザーから、この文字が「事」の異体字(古文書などで用いられていた、現在の標準字体とは形の異なる漢字)であるとの指摘が寄せられました。

これを踏まえると、その一節は「(越後の人々は)毎年3メートル以上の雪に覆われて冬を過ごすが、寒さは江戸とそれほど変わる“こと”はないと、江戸で冬を過ごした人が言っていた」──つまり、寒気の厳しさは江戸と大差ないという内容を伝えていることがわかります。

山村さんは「知識人のみなさまには感謝です」と感謝を述べつつ、「昔の人は今よりもっと多くの漢字を使いこなしていたんでしょうね。すごすぎます」と投稿。さらに、「『北越雪譜』は前から気になっていたのですが、手に取ったのは今回が初めて。もっと早く読むべきでした」と、その名著ぶりに感嘆の声を上げていました。

さらに「猫奥はみなさまのあたたかさでできております。ありがとうございます〜!」と投稿しています。

【画像】漢字って奥深い…

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Source: HuffPost