2025
10.04

「墓掘り世界選手権」がハンガリーで開催。掘り出した2.5トンの土をきれいに埋め戻す職人芸

国際ニュースまとめ

ハンガリーで「墓掘り世界選手権」が9月に開催され、各国から集まった墓掘り職人たちが技を競いました。

VICEによると、大会は2016年からパンデミック期を除いて毎年行われており、今大会は9月6日にセクサードで実施されました。

競技は2人1組で行われ、長さ2メートル、幅80センチ、深さ1.6メートルの穴を2時間以内に掘り、掘り出した約2.5トンの土をきれいに埋め戻すというものです。審査はスピード、正確さ、仕上がりの美しさを10点満点で評価します。

Dexertoによると、今年の優勝はハンガリーの「Parakletosz Nonprofit Kft」に所属するラースロー・キスさんとローベルト・ナジさんで、タイムは1時間33分20秒でした。2連覇を果たした2人は「特別な訓練ではなく、日々の仕事で培った習慣が勝因」とDexertoに話しています。

ハンガリー政府関連サイト「About Hungary」によると、2016年の初回大会では、34分という記録が樹立されたといいます。

この大会は、墓掘りという仕事の地位を高め、若い世代に関心を持ってもらうことを目的としていると、VICEは伝えています。重機による作業が主流になりつつある現代ですが、人力での正確な作業はいまも必要とされています。

【動画】墓掘り大会の様子

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Source: HuffPost