飲食料品の値上げが続いています。メーカーでは、原材料費、エネルギー費などの製造コストや物流コストの上昇などを理由に挙げており、帝国データバンクによると10月には3千品目以上で価格が上昇する見通し。

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特に飲料・酒類では値上げ品目が2262にのぼります。何が値上がりするのか、具体的に見ていきましょう。

10月1日から25%値上げも

アサヒ飲料　　　　｢三ツ矢｣｢カルピス｣｢ウィルキンソン｣｢ワンダ｣｢十六茶｣｢おいしい水｣など　PETボトル・コンク・ボトル缶・缶、紙パック。（一部製品は除く） 4～25％※

※メーカー希望小売価格の改定率、以下同

キリンビバレッジ　　　　「午後の紅茶」「生茶」「ファイア」など　ペットボトル・缶・ボトル缶・パウチの一部製品 6～22％

サントリー　　　「サントリー天然水」「伊右衛門特茶」など　ペットボトル 6～25％、缶 10～24％など

コカ・コーラボトラーズジャパン　     「コカ・コーラ」「綾鷹」など　ペットボトル、缶、ボトル缶、紙パック、袋入り製品（一部製品は除く）　4.8～23％、コーヒー製品＋20～30円、その他製品＋20円

UCC上島珈琲　　「UCC BLACK無糖」など家庭用飲料製品の一部　約10～25％

ポッカサッポロフード＆ビバレッジ　「ポッカコーヒーオリジナル」「キレートレモンＷレモン」など一部製品　約8〜22%

伊藤園　　　　「お〜いお茶」などペットボトル、ボトル缶、紙製品、リーフ製品（ティーバッグ茶・顆粒茶） 合計195品目     2.4～22.2％ 

ダイドードリンコ　　　「ダイドーブレンドオリジナル」など缶、ペットボトル　（一部製品を除く）10～15％ 

江崎グリコ　　　　　グリコ牛乳各種、高原特選牛乳各種、 幼児のみもの幼児優良牛乳、 マイルドカフェオーレ各種、マイルドいちごオーレ、 機能性乳飲料各種　2〜10％

味の素AGF　　　「ブレンディ」ポーションタイプ濃縮コーヒー/ティー　25〜35%

キーコーヒー　　一部コーヒー製品　10〜20％

酒類も軒並み価格上昇

酒類の値上げには原料米の高騰も影響しています。

白鶴酒造　　日本酒、リキュール（ZIMA除く）、みりん、焼酎、食品など約180品目　約5〜18％

黄桜　　　　清酒、ビールなど約110品目

月桂冠　　　日本酒・リキュール・輸入酒類など計163品目　約5～20%

合同酒精　　甲類焼酎「ホワイトリカーゴードー 35%」、甲類乙類混和焼酎「すごいも」「芋盛り」、RTD「NIPPON PREMIUM （ニッポンプレミアム）」「直球勝負」など36品目、清酒「大雪乃蔵」「富貴」など 31品目　　2～56.9％

パックご飯・餅・即席麺も

飲料・酒類の次に値上げ品目が多いのは加工食品。327品目が値上がりします。

サトウ食品　　パックごはん「サトウのごはん」シリーズ 11〜17%包装餅「サトウの切り餅」「サトウのまる餅」シリーズ　17〜29%

越後製菓　　　「生一番切り餅」など包装餅　約15～27％

タカノフーズ       「おかめ納豆」など納豆類、豆腐類、厚揚げ類 全製品　10％以上

キユーピー　　介護食「やさしい献立」シリーズなど 52 品目　4～18％

東洋水産　　　即席麺「マルちゃん　ごつ盛り　ソース焼そば」　「マルちゃん　ごつ盛り　塩焼そば」10% 　チルド食品「マルちゃん　えびシュウマイ」「マルちゃん　かにシュウマイ」「マルちゃん　黒豚シュウマイ」希望小売価格 325円→375円

10月にはこのほか調味料246品目、乳製品115品目、菓子39品目の値上げが予定されている。