2025
09.21

「理想の働き方」ランキング。安定志向や収入重視を抑えた1位を紹介。30代女性で圧倒的に多かったのは?

国際ニュースまとめ

人材紹介事業を展開する「ジェイエイシーリクルートメント」は9月18日、「理想の働き方」に関する調査結果を発表した

「ワークライフバランス」を重要視する人が最も多く、特に転職経験者ではその傾向が強いことがわかった。

調査は7月16、17日の2日間、20〜50代の会社員1200人を対象に、インターネット上で実施した。

同社が10種類設定した「理想の働き方」のタイプのうち、最も多かったのは、過度な労働を避け、余暇や趣味、家族や友人との時間を大切にする「ワークライフバランス型」(44.4%)だった。

2位は、福利厚生や雇用の安定、企業の信頼性や将来性を重視する、大手企業や公的機関志向ともされる「安定志向型」(17.1%)。

3位は、給与や報酬の高さを最優先にし、成果や役割に見合った収入を求める「収入重視型」(10.6%)、4位は得意分野や興味を生かし、やりがいや社会貢献を重視したり、市場価値の向上を目指す「自己実現・スキルアップ型」(8.8%)と続いた。

調査は重要視する働き方のタイプが1つ、もしくは2つだった735人の結果についても分析。組み合わせで最も多かったのは「安定志向型×ワークライフバランス型」で、18.4%だった。同社は「勤務先の安定性や将来性を重んじながら、自身の家族や趣味などプライベートも充実させた働き方を理想とする人が多いことが分かります」と分析する。

2位は「安定志向型×収入重視型」で12.3%、大手企業や公的機関での仕事によって高収入を得たいと考えるタイプだと分析する。

3位は「自己実現・スキルアップ型×ワークライフバランス型」で(9.5%)。4位は「収入重視型×ワークライフバランス型」(7.3%)。同社は「プライベートとのバランスを大切にしつつも、スキルアップや収入を重視した働き方を目指すなど、自分軸を持って働き方を選びたい様子が見られ、働き方が多様化した現代の傾向がうかがえます」としている。

理想の働き方タイプについて、性別や年代別で見ると、「ワークライフバランス型」が最も多く、その中でも「女性30代」は55.4%で最多だった。

一方、「男性20代」は「ワークライフバランス型」が最多であるものの22.9%にとどまり、「安定志向型」が20.2%と僅差で2位だった。他の性別年代と比べてタイプの偏りが少なく、理想とする働き方が多様化していることが分かった。

転職経験による違いを分析すると「転職経験者」は「ワークライフバランス型」(47.7%)が特に多く、仕事とプライベート両方の充実を願う人が多いという。

一方、「転職経験無し、検討中」の人は、「収入重視型」(16.4%)や「キャリア探求型」(10.9%)が多く、「転職未経験、検討無し」では「安定志向型」(21.5%)が多いことが分かった。

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Source: HuffPost