東京・国立競技場で開催中の「世界陸上」。男子棒高跳び・決勝では、世界記録保持者のアーマンド・デュプランティス選手（スウェーデン）が6m30を成功させ、見事金メダルを獲得。セルゲイ・ブブカ以来となる大会3連覇を果たし、世界記録を更新しました。

そんな歴史的瞬間の舞台裏を捉えた2枚の写真が、カメラマンのsayaさん（@iam_saya_a）によってXに投稿され、大きな注目を集めています。

1枚目は、記録更新前のベンチでのひとコマ。銀メダルを獲得したギリシャ代表のエマノイル・カラリス選手がリラックスした様子で、隣に座るデュプランティス選手に小型ファンを向けています。さらに、その隣には銅メダルのカーティス・マーシャル選手（オーストラリア）の姿も見えます。

そして2枚目は、世界新記録を達成した直後に先ほどの2人の選手がデュプランティス選手の健闘を称える姿を捉えた写真。自らの敗北を悔しむのではなく、仲間の偉業を心から讃える——その姿に、SNSでは感動の声が相次いでいます。

投稿主のsayaさんは、次のように振り返ります。

「選手たちはライバルでありながらも、仲間として支え合っている。個々で戦いながらも、誰かが世界記録に挑むときには一丸となって応援し、成功すれば本人と同じくらい喜ぶ。その関係性に心から感動しました。このような瞬間に立ち会えたことは、本当に幸せです」

また、同い年のデュプランティス選手とカラリス選手は、競技中も仲のよい雰囲気を見せていたといいます。

「カラリス選手は、デュプランティス選手の跳躍の際、観客に拍手を促すなど人柄のよさと親密な関係性を感じました。きっと、同じ舞台で切磋琢磨してきた者同士にしかわからない世界があるんでしょうね」

この投稿には、「本当に素敵でしたね！みんなで目指したワールドレコード😭」「これ見てて本当に感動した！」「これこそアスリートのリスペクト」といった声が寄せられ、写真の力によって陸上の世界に魅せられる人々の輪がさらに広がっています。

「私は普段から陸上競技が大好きで、選手たちの姿を撮影しています。今回の写真をきっかけに、少しでも多くの方に陸上の魅力や、選手たちの勇姿が届けば嬉しいです」とsayaさん。

さらに、「これからも、アスリートたちの大切な瞬間をたくさん記録していきたいと思います」と、静かな情熱を語ってくれました。

【画像】世界新記録を喜び合う姿

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