09.11
トランプの盟友でMAGA大物のチャーリー・カークが銃撃され死亡。日本で参政党の講演会に参加したばかりだった
ユタバレー大学で講演するチャーリー・カーク氏(2025年9月10日撮影)アメリカで最も著名な保守系活動家の一人でインフルエンサーのチャーリー・カーク氏が9月10日、ユタ州のユタバレー大学で講演中に銃撃され、死亡した。31歳だった。
トランプ大統領もカーク氏が死亡したことをトゥルースソーシャルで発表し「偉大で伝説的なチャーリー・カークが亡くなった。チャーリーは誰よりも、アメリカの若者たちの心を理解していた」と追悼の言葉をつづった。
また「すべての人に愛され、尊敬されていた。特に私はそうだった。彼はもう私たちのもとにはいない。メラニアと私は、美しい妻のエリカさんとご家族に心からお悔やみ申し上げる。チャーリー、私たちはあなたを愛している!」とも述べている。
チャーリー・カークとは?
カーク氏はトランプ大統領の盟友として知られ、若者に対する影響力から、2024年のトランプ氏再選に重要な役割を果たした。
第1次トランプ政権では補佐官として働いたことがあり、2025年1月のトランプ氏の大統領就任式にも出席している。
カーク氏は2012年、18歳の時に保守的な考えを広めるための学生団体「ターニング・ポイントUSA」を設立し、瞬く間に右派のインフルエンサーとなった。
ターニング・ポイントUSAは800以上の大学支部を持つ大規模な右翼政治組織となり、全米で若者が参加する保守系のイベントや会議を開催してきた。
さらに、ポッドキャスト「ザ・チャーリー・カーク・ショー」では、保守的で、時に白人至上主義的な主張も展開してきた。
ターニング・ポイントUSAが2025年6月にテキサス州で開いたイベントで、カーク氏は若い女性に対し「キャリアではなく結婚と出産を優先すべきだ」と呼びかけている。
カーク氏は2025年9月に日本を訪れ、参政党の神谷代表との対談イベントを実施していた。
南部貧困法律センターは5月に発表したレポートで、カーク氏は政治活動を始めた当初は、政教分離を奨励する考え方を広めていたものの、その後、極右宗教により近い立場になっていったと述べている。
カーク氏は2021年には、牧師や教会指導者たちを組織化し、政治問題に積極的に関わらせるプログラム「ターニング・ポイント・フェイス」を立ち上げている。
大学キャンパスで起きた銃撃事件
カーク氏は9月10日、「アメリカ復活ツアー」と名付けた全国ツアーの一環でユタバレー大学を訪れていた。
イベントに先立ち、カーク氏の大学での講演取りやめを求める署名活動も起きていた。
銃撃事件はカーク氏が講演を始めてから約20分後に発生した。事件をとらえた映像には、カーク氏が首付近を撃たれ、大量に出血する様子が映っている。
イベントの映像によると、カーク氏は「アメリカで近年、何件の銃乱射事件が起きたかを知っていますか」という聴衆からの質問に、「ギャングの暴力も数に入れますか?」と答えた直後に銃撃された。
現場にいたユタ州の地元紙ディザレット・ニュースの記者は、カーク氏は撃たれた直後に大量の出血をしているように見えたとCNNに話している。
当局は記者会見で、容疑者は黒っぽい服装をしており、屋上から発砲した可能性があると述べた。
ユタ州のコックス知事(共和党)は銃撃から数時間後に開いた記者会見で、重要参考人が拘束されたと述べた。
しかし、その後FBIのパテル長官は「拘束された人物は取り調べの後に釈放された」とXに投稿した。
政治家らが追悼
事件後、トランプ氏はカーク氏追悼のために、14日夕方までアメリカ国旗を半旗にするよう命じた。
また、ヴァンス副大統領は「主よ、彼に永遠の眠りをお与えください」とXに投稿して、哀悼の意を表した。
バイデン前大統領も、「我が国には、このような暴力の居場所はありません。今すぐ終わらせなければならない」とXに投稿している。
ユタバレー大学警察のウェブサイトによると、同大学はキャンパスで銃を隠して携帯することが認められている。ユタバレー大学は事件の後、9月15日までキャンパスを閉鎖すると発表した。
アメリカでは、政治家に対する銃暴力が相次いでいる。
2024年にトランプ氏の暗殺未遂が起きているほか、2025年6月にはミネソタ州の州下院議員と夫が殺害された。
カーク氏は、銃規制に反対する姿勢を示してきた。2023年のインタビューで「残念ながら、毎年銃による多少の死者が出るというコストは生じるが、それでも神から与えられた(武器所持の権利を認める)憲法修正第2条を保持する価値はある」と述べていた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。
Source: HuffPost




