09.08
秋の味覚サンマが“お手頃価格”に?旬の魚介カレンダーを専門家に聞いた

そこで、初秋から本格的な秋を迎える9月~11月にかけて旬を迎える魚介類について、船橋地方卸売市場内の株式会社ヤマスエ水産取締役・内海貴久さん、有限会社まぐろ金辰商店取締役の金子俊輔さんに聞きました。
「秋」がつく魚が旬
ウェザーニュースが実施した「サンマ、好き? 嫌い?」というアンケート調査を実施したところ、「好き」が92%と、老若男女を問わず圧倒的な支持を集めていることが分かりました。

「今年はサンマの餌になるプランクトンが多く、大型で太っています。
ここのところ、サンマといえば小型でスマートなものがほとんどでしたが、本来の大型で脂がたっぷりのったサンマがお手頃価格で入荷したのは、令和になって初めてと言ってもいいぐらいだと思います。

秋サバは春から夏にかけて北海道沖に北上していたものが、産卵期を迎えて南下してきます。このサバは絶品ですが、漁獲高が激減しているので高値で取引されています。
イナダはブリの幼魚で、ブリよりは脂ののりは少ないですが、うま味の強さと引き締まった身が特徴です」(内海さん)
戻りカツオが不漁、北のイワシも少なめ
「秋に獲れるカツオは『戻り鰹』と呼ばれ、脂ののりの良さから人気がありますが、全国的に不漁が続いています。入荷が少ないので値段は高めです。
イワシも旬ですが、東北・北海道からの入荷がやや控えめかな、と思います。というのも、サンマが豊漁なのでイワシを獲っていた漁船がサンマ漁にシフトしているから、と聞いています。
そのほかにマダイは春の産卵後、体力を回復して脂がのってくるのが秋です。鍋物においしいハタハタも晩秋に出てきます」(内海さん)
近海もののマグロが旬

「9月ぐらいから三陸東沖にマグロの餌となるイワシなどの小魚が集まってきます。これを狙ってやってくるのがメバチマグロなどの大型回遊魚です。
メバチマグロは、本マグロに比べると若干味が落ちるともいわれますが、三陸東沖でこの時期獲れるメバチマグロは本マグロに迫るほどおいしいのです。
特に9月~12月に塩釜魚市場に水揚げされたメバチマグロは、仲買人により目利きされ、厳しい条件に適合したものだけが『三陸塩竈ひがしもの』としてブランド化されています。
『ひがしもの』は水揚げされたメバチマグロ全体の1割しか存在せず、貴重なマグロとして取引されています。
涼しくなってくると温かいものの出番ですが、鍋物のほかにも刺身、焼き魚、フライなど、旬の魚をいただいて、夏バテ気味の体力を回復しましょう。
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Source: HuffPost

